史上サイテーでサイコーにカッコいい主人公をあのハーモニー・コリンが生みだした。それを演じたのがマシュー・マコノヒーだなんて、なんと贅沢な映画なんだ。楽しく生きることが正しく生きることと同義とは限らない。自由に生きるには代償がある。その代償を受け入れて初めて自由が手に入るのだ。自由は孤独。自由は哀しみ。それでも手に入れるべき自由があるのだと、この映画は教えてくれる。規制と抑制にがんじがらめになった現代に中指を立てるような映画だった。 21.10.20 Blu-ray発売! 映画『ビーチ・バム まじめに不真面目』公式サイト