いつの間にか、自分のクローゼットの中には、綿や麻など、天然繊維の服が増えた。 この寒い季節だと、静電気がほとんど起こらないことや、薄手の生地でも化学繊維と比べて暖かいことなどが気に入っている。 けれど、同じく天然繊維でも、動物性であるシルクの服は、あまり購入意欲が湧かない。 綿や麻の服と比べて値が高いというのもあるけれど、「シルクって、蚕(カイコ)から作られているのよね、、、どうやって?」と思い始めると、ツバメの巣のことが頭をよぎる。 ツバメの巣が何でできているか知った時は、たいそうたまげた。「きしょく悪ぅ。そんなケッタイなもんが、なぜに高級食材?」と思った。 というわけで、シルクについて、ち…