いろいろな音楽を聴いていると、時に「特別な一曲」と出会うことがあります。信じられないほど気持ちとシンクロしたり、思いがけず記憶がフラッシュバックしたり(共感覚、的な)して、明らかに「これは他の曲と違う」と感じられる曲が、稀にあるのです。私にとって、そういう曲のひとつであるのが、ピーター・ガブリエルの『Mercy Street』です。 今回は、いったい何人に刺さるのか(刺さる人がいるのか)分からない、この一曲だけの特集をお送りします。 まず『Mercy Street』とは 語りたい『Mercy Street』の魅力 魅力① 神秘的なサウンド・プロダクション 魅力② 深遠なテーマ性を含んだ歌詞 魅…