グリーナウェイ監督の作品を3作続けてみた。「ZOO」1985年、「建築家の腹」1987年、「数に溺れて」1988年である。 「建築家の腹」は高名な建築家が自分の腹に異常に執着し始めて、自滅していくお話である。 「数に溺れて」は数に意味を見出して人生を進めていくお話である。数や溺死にこだわり、人生の重大事を綱引きで決着する。 「ZOO」は生き物の腐敗過程の撮影に執着するお話で、果ては妻の、ついには自分の腐敗過程を撮影する。 すべてナンセンス映画である。話の筋に意味はない。というか意味不明である。監督の主眼は、ナンセンス映画を装った、人間、現代文明批判だと思う。 私たちは、人間を最も進化した生き物…