「正規表現」という便利な記述方法がある。たとえば[A-Za-z]と書けば,「アルファベット26字の大文字と小文字のいずれか1文字」を示せるし,これを繰り返して[A-Za-z][A-Za-z]と書けばそれぞれ52文字×52文字のどれかの組み合わせを示すことができる。 まだWindowsがないDOSの時代には,テキストエディタだけで文字処理をしていた。そんなとき,この正規表現を使えるsed/awk/grepとの衝撃的な出会いがあった。文字や行の検索,置き換え,消去などが,ほぼ思いどおりにできた。 正規表現は,Word上でも検索・置換で使用でき,マクロで使えるので活用してきた。業務上,書式の統一など…