役割を終え、静かに置き去りにされたファッション雑誌(イメージ) かつて、私はこう考えていた。 雑誌というメディアは縮小する。しかし、ファッション雑誌だけは最後まで残るのではないか、と。 理由は単純だった。ファッションには「ルック」が必要だからだ。服は文章では伝わらない。大判の紙、写真、ページ構成──それらが揃って初めて、ファッションは成立する。そう信じられてきた。 だが、この予測は外れた。 ファッション雑誌は、他ジャンルよりも早く、しかも静かに「不定期刊行」へと追い込まれた。形式上は残っていても、実質的にはメディアとしての役割を終えているものが多い。 なぜなのか。 「ルックが必要」という神話が…