ファブリス・ムアンバ
(スポーツ)
【ふぁぶりすむあんば】
イングランドの元サッカー選手。ポジションはミッドフィルダー。
1988年4月6日生まれ。ザイール共和国（現コンゴ民主共和国）のキンシャサ出身。身長188cm、体重78kg。
所属クラブ
- 2005-2006
- アーセナルFC
- 2006-2007
- バーミンガム・シティFC ＊レンタル移籍
- 2007-2008
- バーミンガム・シティFC
- 2008-2012
- ボルトン・ワンダラーズFC
経歴など
旧ザイールのキンシャサ出身。1994年に父親がイギリスへ亡命、1999年に家族と共にロンドンの父親のもとへ向かい、永住権を得た。
2002年よりアーセナルのユースチームに所属、2005年にプロデビューを果たした。バーミンガム・シティFCを経て、2008年にボルトン・ワンダラーズFCに入団した。
アフリカ人らしい身体能力の高さが持ち味の大型セントラル・ミッドフィルダー。世代別のイングランド代表の経験を持ち、2009年と2011年のUEFA U-21欧州選手権に出場するなど、将来が有望視されていた。
2012年3月17日、FAカップ準々決勝のトッテナム・ホットスパーFC戦において、前半42分、突然ピッチ上に倒れて心肺停止状態となった。試合は中断、延期となった。その後、懸命の治療の甲斐あって意識を回復、一命を取り留めた。4月16日には退院するまでに回復した。現役復帰の道を模索していたが、医師の勧告により、8月15日に現役引退を発表した。
「10代の頃から、サッカーは僕の人生そのものだった。僕は試合が好きで、まずはトップレベルでプレーできたことを非常に幸運に思う。ニュースには打ちのめされているけど、多くのことに感謝したい。神様に感謝している。僕は生きているんだ。僕のことを諦めなかったメディカルチームにも感謝している。ずっと支えてくれたみんなや、常に素晴らしかったボルトンファンにも感謝しているよ」
http://www.sanspo.com/soccer/news/20120816/pre12081608360000-n1.html