動画小説はこちら☟ youtu.be 活字派の方はこちらから始まります☟ ―――――半刻ほど前――――――― 川で下の兄妹を遊ばせながら、里から来る友人を待っていた。 すると 突然聞こえた不気味な音と、 漂う異臭。 それに 首元の数字がズキンと痛む。 弟と妹も「痛いっ!」と首元に手を当てる。 これは、魔の物が現れた時の特徴。 家族の内、誰かが戦闘を開始している報(しら)せだ。 しかし、封じの儀は昨日終えたばかり。 そんなはずはない。 そんなはずは・・・ けれど、首物の痛みは強まるばかり・・・。 「痛って・・ぇ・・」 ついには痛みに堪えかねて片膝をついた。 まさか・・・と思い、 家の方に目をやる…