協業検討プロジェクト 2013年の秋、匿名のプロジェクトにお誘いがかかりました。4つある事業のうち、車載用空調事業で国内の同業メーカーと協業を視野にフィジビリティスタディを行うということ。若い頃からこの手の案件にはことごとく呼ばれていましたが、部長になってもやっぱり人事じゃなく、企画の店主に声がかかりました。 前々職の空調事業は、4つの事業領域で一番苦戦していました。システムを構成する部品の中で一番核となるコンプレッサーの自前化がなかなかうまく行かず、構成部品のほとんどが購入部品で性能面での差別化やコスト競争力が弱く、親会社のリスク対策である2社購買方針によってなんとかメーカーレイアウトを保っ…