先日、恩田陸さんの「三月は深き紅の縁を」を読んだという話をしました。 www.kokochiyoi-blog.com わたスの場合、小説を読んでいて、その中に出てくる本や音楽、はたまた植物が印象に残って、それを探し求めるなんてことがよくあるんですよね。彼女の小説の場合は、それが本であることが多いのですが、今回は音楽もありました。 「三月は深き紅の縁を」の4つ目のストーリー「回転木馬」の話の断片の中で、とある喫茶店で主人公がフィル・ウッズの「ソング・フォー・シジフォス」をかけてもらうというシーンがあります。ちょっと、というか、かなり気になりました。 フィル・ウッズというのは、アメリカのサックス奏…