クラシック音楽を聴くようになって、最も好きになった作曲家が、シベリウスだった。交響曲第2番がはじめて聴いた曲だと思う。どんなところのひかれたのだろうと考えてみると、やっぱり彼の音楽から感じる空気だと思う。北国らしい澄んだひんやりした空気を感じていた。シベリウスは、1865年フィンランドに生まれている。「森と湖の国」というのが、私にとってのフィンランドのイメージだった。観光情報を調べてみたら、「高い山がなく平らな国土は森と湖で覆われていて自然豊かな国です。」となっているので間違ってなかった。フィンランドはウラル語族に属し、ゲルマン語族である他の北欧諸国とは違っている。歴史的には、長くスウェーデン…