Federico Felini イタリア出身・1929年〜1993年
映画監督。フェデリーコ・フェッリーニ、フェデリーコ・フェリーニなどとも表記される。
1920年に生まれる。子供の頃、厳格な神学校に入れられたが、9歳のある日、脱出してサーカス小屋に入り込み、一夜を過ごした事があった。やがて連れ戻されたが、このサーカス団のイメージは「道」やその後年の諸作品に繰り返し出て来る。
19歳の時にローマに出てきて漫画を描いたり、詐欺、ペテンをやり、首都で食い詰めると名優 アルド・ファブリッツィ一座の座付作者として地方巡業に出た。その内ラジオドラマも書くようになったが、 この時に出演した女優ジュリエッタ・マジーナと結婚、このあと彼の諸作品に出るようになる。
ローマ解放直後、イタリアン・ネオリアリズムの巨匠ロベルト・ロッセリーニと知り合い、名作「無防備都市」の シナリオに協力、さらに助監督、またエキストラ出演することも。
やがて「寄席の脚光」で監督デビュー。
54年の「道」で映画音楽のニーノ・ロータと組む事に。
監督映画は生涯で23作品。
1993年に死去。この時イタリアで国葬であった。