Felipe II (1527年〜1598年)
16世紀、最盛期のスペイン王。在位1556年〜1598年。
神聖ローマ帝国皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)の子。
皇帝位は分離したが、スペイン本国以外にナポリ、シチリア、ネーデルラントなども継承。
対外活動を行い、東洋であらたにフィリピンを獲得した。さらに1580年にはポルトガル王位をも獲得、スペインの全盛期を現出させる。
しかし、カソリック信仰のために新教徒の多いネーデルラントの反乱を招き、さらにイングランド王国との戦争で艦隊を失うなどの失政があった。黄金時代は終わりを告げ、新勢力たるオランダ(ネーデルラント)、イギリス(イングランド)、フランスなどの台頭と相まって、スペインは没落していくことになる。