フォーカシング(Focusing) は、静かに、心に感じられた「実感」に触れ、そこから意味を見いだす方法です。シカゴ大学教授ユージン・ジェンドリン(Eugene Gendlin)の心理療法の研究によって生み出されたこの方法は、心理療法や自己理解、夢理解の方法として米国をはじめ、ヨーロッパほぼ全域に普及しています。
昨日ご案内した「花拾いの庭」アプリのモニター募集ですが、おかげさまで定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。 ご協力に手を挙げてくださった皆さま、本当にありがとうございます。 これから約2週間、実際に使っていただきながら、ご感想やお気づきをお聞きできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今日は少し、「なぜ私は花拾いの庭アプリをつくったのか」というお話をしたいと思います。 この「花拾いの庭」は、巷によくある毎日の出来事を記録し、分析することに特化したジャーナリングアプリではありません。 私がこのアプリで育てたかったのは、身体の中に生まれた、まだ名前のない…
今年の春頃から、あるプロジェクトに取り組み始めておりました。 人は、生きていると、本当にいろいろな出来事に出逢いますよね。 嬉しい日もあれば、悲しい日もある。 腹が立つ日もあれば、自分がほとほと嫌になる日もある。 そんなひとつひとつの出来事や悩みや感情も、本当は命の循環の中にあり、いつかすべてがその人の糧になっていく・・・。 半世紀生きてきた今、ようやく心からそんな風に思えるようになってきました。 いま直ぐにじゃなくても良いから、そのことを信じられる人が増えるといいなあ・・と思うのです。 たとえいま、どんな自分だったとしても、大丈夫。 何が起きても、自分は自分を見捨てない。 そんな自己信頼を、…
先日、セッションの中で、クライエントさんに「フォーカシング」をご紹介しました。 言葉にならない身体の実感を丁寧に感じ、その実感から新しい意味を見いだしていくフォーカシングは、写真の仕事をメインでしていた頃から、私自身、とても大切にしている考え方です。 私がフォーカシングを学んだのは、池見陽先生から直接学ばれた先生からでした。その学びは、私のカウンセリングの土台の一つになっています。 心のメッセ-ジを聴く (講談社現代新書 1241) 作者:池見 陽 講談社 Amazon フォーカシング 作者:ユージン T.ジェンドリン 福村出版 Amazon そこで今回、クライエントさんには、本家本物 ユージ…
自分のことを分析しようとして 頭がぐるぐるになってしまうことがあります。 そんな時には 身体の声を聴いてみます。 こころと身体は つながっています。 身体が柔らかくなれば こころも柔らかくなります。
そんなこんなで、『土』つまりからだの方向を求めるようになりました。 具体的には、最初に、レイキや直傳靈氣を学びました。 というのは、からだの催眠というものに興味があったからです。 催眠というのは、歴史を辿ると、最初、18世紀のメスメリズムに遡ります。 その頃は、手を当てたり、手をかざしたりしていたのです。 ですから、言葉を使う催眠だけではなく、源流に遡れば、からだに手を置くという催眠もあるのではないかと思ったのです。 実際にやってみて、からだの内臓や、細胞さえも、何かしらのサインを送っていることを知りました。 そうして、次に、私はからだの声を具体的に知りたいと思い、フォーカシングを学んだのです…
自分の無意識の捉え方が1から2へと変わってきているようです。1 無意識を対象として捉える。自分が向かい合う存在。そうすると、無意識さんは自分とは違う存在で、キリスト教でいう神の位置になり、自分に何かをしてくれる存在となる。2 無意識を本来の自分として捉える。そうすると、今と本来の状態がずれているとしても、自分であって、仏教でいう仏性や神道でいう分け御霊になり、本当は自分が何をしたいのか知っている存在となる。どうして変わってきたのかと言うと、 ひとつには、1の捉え方に限界を感じたということにあります。1では、無意識の知恵と力によって、少しずつ本来の自分に『なる』ものなのですが、どこまでも目標であ…
トラウマが癒やされるには、3つのステージがあるような気がしています。1 トラウマをトラウマ(心の傷)として扱って、トラウマによる症状を癒す 2 自分の中にいる傷ついて凍りついた自分のパーツ(子供のことが多い)を癒す 3 トラウマを生み出す自分のコア・ビリーフ(例 人間は信用できないものだ)を癒す1を癒して、ゼロの状態(いわゆる普通の人間)になります。 2を癒すと、ゼロからプラスの状態になって、さらに生きやすくなります。 3を癒すと、プラスはさらに重なって、変容が起こり、すべてのものと和解して、敵というものがもはや存在しなくなるのかもしれません。1を扱う療法には、FAPやSE(ソマティックエクペ…
言葉の持つ力と言葉以前のフェルセンス、これは方向的には逆のものかもしれません。言葉の持つ力を思ってみると、新約聖書のヨハネの福音書の冒頭が思い浮かんできます。「初めに言葉があった。 言葉は神とともにあった。 言葉は神であった。」 また、旧約聖書の創世記冒頭でも、神は「光よ、あれ」と言われて光が生まれ、言葉によって全てのものを創造されたとあります。ユダヤ・キリスト教的な伝統においては、言葉は力を持っており、言葉は神そのもの(あるいは神に近いもの)と捉えられていることがわかります。これを心理療法の文脈に移してみると、言葉を使った療法というのは、催眠、精神分析、カウンセリング、ナラティブセラピー、F…
フォーカシングを続けていますが、だんだんと変化してきたように思います。なんというか、自分の中の、あるいは外であってもいいのですが、その言葉以前の、言葉にならないもやもやしたものに少しずつとどまるようになってきているのです。 以前、そこに触れても、すぐにそれを言葉にしたい衝動が湧いてきて、そのうっすらしたわけのわからないものを言葉にして、何度もそれに返るにせよ、言葉が展開して何かが変わっていくことに気持ちがとられがちだったんです。それが、このもやもやしたものにじっととどまることができるようになってきています。そんなことができて何かいいことがあるのって思われるかもしれません。 まあ、外面的には、よ…
最近、フォーカシングをしていると(この頃は、IFS(内的家族システム療法のワークもしているのでその両方が混じっていますが)、 喉に赤ちゃんが出てきました。 喉に赤ちゃんというのは、最初、すごく不思議な感じでした。 けれど、よくよく思い返してみると、私は母のおなかにいた時に首にへその緒が絡んでいて、30過ぎまで首という言葉を聞くだけで気持ち悪くなったということを考えてみれば、不思議ではないのかもしれません。この赤ちゃんは生まれてからそんなにたっていない、まだ首がすわらない赤ちゃんのようです。 この赤ちゃんはベビーベッドに放置されていて、母はどこにもいない様子です。 ある方とのやりとりで、私が安定…