厳しさ・支配・責任といった父性の問題点について考察した作家です。 内容は非常にエグいです。「独身女の孤独死」、「老人が16歳の少女をヤリ捨て」、「女子大生のレイプ事件」、「知的障がい者の去勢」などなど、読んでいて気分が落ち込む話題ばっかです。 「勘違いした正義感は、かえって自分や周りを不幸にする」「過剰な支配は、巡り巡って自分の首を締める」などの父性の考察をしていて、どれも重要で興味深いのですが、内容のエグさもあって、普通に読むのもキツいです。 文章も、比喩を多用したり、「意識の流れ」を用いたり、暗示的に書かれているので、読みにくく、内容把握するのに一苦労します。 優れた翻訳と注釈のおかげで、…