【パーキングブレーキ】 当時の乗用車のパーキングブレーキは、座席の横にあるバーを引いてブレーキを掛けるというのがまだ主流だった。 ハンドブレーキとかサイドブレーキとか呼ばれた。 そのころ、従妹の女の子が念願の新車を買ったのだが、そのクルマには最新の装備が施されていて、パーキングレーキに足踏み式のものが採用されていた。 納車された日、ルンルン気分の彼女は、新車に乗ってすぐに買い物に出掛けることにした。 運転席に座ると車内は新車の香りでイッパイだ。 《さぁ~て、しゅっぱ~つ!・・ブレーキを踏んで、エンジンを・・》 「キュルルル・・ブルンルルルル・・・」 《ギアをDレンジに入れて・・と・・で、サイド…