藤宮・アーク・紗希です。 前回、ギネスにも記録された赤字映画『天国の門』について紹介しました。映画史には、莫大な製作費を投入しながら、それを回収できなかった作品がいくつも存在します。 SF映画の世界にも、同じような運命を辿った作品があります。それが、デイヴィッド・リンチが監督した『デューン/砂の惑星』(1984)です。 ドゥニ・ヴィルヌーヴ版が大ヒットを記録したことは、まだ記憶に新しいところでしょう。しかし1984年に製作されたリンチ版は、興行的に失敗し、監督自身が「自作ではない」と語るほどの不幸な制作過程を経て、いつしか「世紀の失敗作」と呼ばれるようになりました。 ところが近年、その評価は静…