フランス法

(社会)
ふらんすほう

フランスの法制度・法体系・法思想・法文化・法学等の総称。または日本においてそれらを研究対象とする学問分野の名称。
18世紀末に市民革命を遂げ、19世紀初頭に世界に先駆けて近代的法典(民法典、商法典、刑法典、民事訴訟法典、刑事訴訟法典)を編纂したフランスは、ヨーロッパをはじめとする世界諸国の法に対して一つのモデルを提示し続けてきた。日本にも、あるいは民法典の諸制度に対して、あるいは主権論・人権論・権力分立論等の理論を通じて、少なくない影響を与えたとされる。
さらに、ヨーロッパ統合において早くからフランスが担ってきた中心的役割の帰結として、ヨーロッパ共同体(EC)の法制度にもフランス法を範にとったものが少なくないが、近年は逆にEC法およびヨーロッパ人権法の側からフランス国内法に対してもたらされるインパクトがますます大きくなっており、これらを無視してフランス法の研究を行うことはもはや困難になっている。

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