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フランツ・リスト

(音楽)
ふらんつりすと

Franz Liszt (1811年10月22日 - 1886年7月31日) ハンガリー出身のピアニスト,作曲家,編曲も多い。

生涯

 エステルハージ候に仕える役人の息子として生まれ、ピアノをツェルニーに、作曲をサリエリに師事する。20歳の時にパガニーニの演奏を聴き、「私はピアノのパガニーニになる」と宣言し、演奏技術の練習に没頭する。ピアノ史上最高のピアニストと言われるまでになったリストは、30代半ば頃に演奏活動を中断する。名声の絶頂の中での引退である。以後、作曲活動や指揮などの演奏活動に専念するようになり、同時代の音楽家の支援も進んで行った。1886年バイロイトで没。ちなみに娘コジマはワーグナーの妻である,
 音楽史の中の位置付けとして、「難しいピアノ曲を作った人」と見られがちだが、リストが残した功績を以下に示す。

  • 現代のピアノリサイタル形式を初めて行う
  • 完全暗譜による演奏。
  • 交響詩の創始
  • 印象派に影響を与えた描写的な音楽(「エステ荘の噴水」)
  • 無調音楽(「無調のバガデル」、「悲しみのゴンドラ」、「灰色の雲」など)
  • 後世のピアニストの育成

代表作

  • ハンガリー狂詩曲集(全19曲)
  • ピアノソナタ ロ短調
  • 前奏曲
  • ためいき (「3つの演奏会用練習曲」より)
  • 超絶技巧練習曲集」(全12曲)
  • 「パガニーニ大練習曲集」(全6曲)
  • 「ピアノ協奏曲」(第1番、2番)
  • 「忘れられたワルツ」第1番
  • 「コンソレーション」(全6曲)
  • 「ノクターン 愛の夢」(第3番)
  • 「メフィストワルツ」(第1番)
  • 「クリスマスツリー」(全12曲)
  • 「巡礼の年報」(第1年「スイス」、第2年「イタリア」、第3年)
  • 「葬送行進曲」
  • 「半音階的大ギャロップ」

編曲

ベートーベン:交響曲全曲のピアノ版編曲
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667「鱒」
シューベルト:さすらい人幻想曲
シューベルト:魔王
ベルリオーズ:幻想交響曲
サン=サーンス:死の舞踏
ワーグナー:「愛の死(楽劇『トリスタンとイゾルデ』から)」

など

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