一日中はま寿司のホームページを眺めている。心がはま寿司に捕らわれてしまって戻ってこない。人間、はま寿司に通いすぎるとこのような慣れ果てになる。常にはま寿司に居たい。しかし回転ずしは高い。そう毎日行けるもんじゃない。だからこうやってホームページを見ている。ホームページに並んだ小綺麗な寿司の宣材写真たちを眺めていると次第にはま寿司にフルダイブしている感覚になってくる。頼んだ寿司がテーブルに到着するブザーが聞こえる。違う、これはレーンを挟んだ隣の席のブザーだ。到着のブザー音がデカすぎてどの席からの物なのか判別がつかない。ただ寿司がおれのテーブルに現着していないので別の席からの音だとわかる。ここでの現…