1982年に創刊された集英社の月刊少年漫画誌。 当初は新人作家の読切と『週刊少年ジャンプ』連載作家の読切を掲載する雑誌だったが、次第に連載作品が多くなり当初の目的と離れてきたため1989年に休刊。
ゆでたまご「闘将!!拉麺男」 みのもけんじ「プロレス・スターウォーズ」 ガモウひろし「臨機応変マン」 えんどコイチ「死神くん」 あだちつよし「鉄拳児耕助」 唯洋一郎「こちら埼玉山の上大学ボクシング部」 江口寿史「エイジ」
以前当ブログでは手塚賞入選作家のその後についての記事に関連して、手塚・赤塚賞受賞作品集1を紹介したが、せっかくなので他の巻も紹介しておきたい shadowofjump.hatenablog.com という訳で今回紹介するのはこちらだ めざせ漫画家!手塚・赤塚賞受賞作品集2 本単行本に収録されているのは88年上半期に開催された第35回手塚賞及び第28回赤塚賞受賞作品の計12本になる。因みにこの回は、手塚賞は史上初にして唯一の2人同時入選が出ているのに加え、赤塚賞は現在まで100回開催されて僅か6人しか出ていない入選者が出るという大豊作の回だったと言える 1巻同様以下、収録作品と印象的な短評を 手…
今回紹介する作品はこちらだ スタア爆発(87年3・4号~22号) 幡地英明 作者は「LUCKY STRIKE」でフレッシュジャンプ賞佳作受賞、同作品がフレッシュジャンプ83年6月号に掲載されてデビュー。同年43号からやまさき十三原作の「あした天兵」で連載デビューを飾るも22話で短期終了しまう。その後86年増刊スプリングスペシャルに「月とサスペンス」の掲載を経て、翌87年3・4合併号から本作品の連載を開始したのであった そんな本作品は、世界的エンターテイナーに憧れるも現状はラーメン屋で働きながらたまにエキストラ出演するだけという主人公の今川杉作が、ひょんな事からスター女優である幸田エミリーの主演…
著:ゆでたまご刊:集英社 集英社文庫全8巻連載:1982-1988☆☆☆ 「キン肉マン」のスピンオフ作品。当時はまだめずらしかったスピンオフですが、最初は普通に単発の読み切りで書いたものが好評を受け、ゆでたまごの担当編集者だった、あの「アデランスの中野さん」が月刊誌のフレッシュジャンプの編集長を任されることになり、そこでの看板を任される事に。 週刊誌と月刊誌のW連載に戸惑ったものの、手塚以下の昔の漫画家は連載を何本もやるのが当たり前になっていたのもあり、自分達を育ててくれた恩師の頼みを断れないと、連載をスタートさせた。 時代設定が全然違うので、あくまでパラレル的なもので、キン肉マン本編に登場す…
当ブログでは前回まで3回にわたってまつもと泉がキャラクターデザインを担当したクソゲー「エンジェルグラフィティ」の紹介及び攻略をしてきたのだが、その結果、良い事か悪い事か私の心にまつもと泉が深く刻まれてしまった shadowofjump.hatenablog.com ところで、まつもと泉といえば黄金期のジャンプでヒットを飛ばした作家の中でもかなり寡作な方で、ジャンプでの連載作品は「きまぐれオレンジ☆ロード」1本しかなく、他誌を合わせてもウルトラジャンプで連載が開始されたものの僅か数回で中断してしまった「EE」と、もう1本しかなかったりする そういう訳で今回紹介するのはそのもう1本であるこちらの作…
前回当ブログではやぎはし正一の「アニマル拳士」を紹介した shadowofjump.hatenablog.com そこで今回は同作者の短編集であるこちらを紹介したい 光の戦士 やぎはし正一 作者自画像(アニマル拳士より) 作者の経歴については前回の記事を参考にされたし 本単行本に収録されている作品は以下の通り。ついでに初出も併記しておく。それにしてもサマースペシャルが多いのは何故なのか 光の戦士 87年スプリングスペシャル らいじんぐ☆ライジン(原作藍田豊) 89年サマースペシャル レプトーン 87年サマースペシャル ミラクルモンキー健太 85年サマースペシャル 悪魔の剣 フレッシュジャンプ8…
ご存じの通りジャンプの黄金期は「DRAGONBALL」と「SLAM DUNK」の二大看板が牽引していたのだが、両者のうちでもジャンプにより強い影響を与えたのは黄金期の始めから連載していた、というよりその連載開始こそが黄金期の始まりを告げ、ジャンプ=バトル漫画という印象を決定的にした「DRAGONBALL」だろう などというと、鳥山明の作品を紹介するのかなと思うかもしれないがさにあらず。今回紹介するのはこちらの作品である アニマル拳士(86年14号~23号) やぎはし正一 作者自画像 作者は80年に八木橋正一名義の「僕心愚」でちばてつや賞佳作受賞、翌81年ヤングマガジン増刊号に「僕心愚」が掲載さ…
5chアニ速闘将が大人気なの!?5chアニ速いま令和だぞ!5chアニ速今1番ホットな漫画だぞ5chアニ速 なにゆえ?5chアニ速 なんと今Kindleで全巻買うと購入額の50%のポイントが付いてしまうんだ!5chアニ速 ラーメンマンは好きだったけど闘将ラーメンマンは好きじゃない5chアニ速世界観が別物だし5chアニ速 悪という川の内側で泳ぎ続けるやつらとの戦い再開してほしい5chアニ速 せめて伊々平功くらいは倒してほしかった5chアニ速 本当だ…なんかXで話題になってる5chアニ速 なんで!?5chアニ速 どっかでセールでもやってたの?5chアニ速 Kindleで50%ポイント還元中ではある5…
当ブログでは前々回に手塚賞入選作家たちのその後を、前回は手塚賞入選作家の入選作を含む短編集の紹介をしてきた。となると、入選作だけではなく準入選作や佳作の作品、ついでに赤塚賞の方も気になってくるのが人情ではないだろうか。…気になってこなくても気になってくると答えるのが人情だろう そんな事言っても、入選作はジャンプ若しくは関連誌に掲載されるから例えその後作者が単行本を出せずに消えたとしても最悪バックナンバーを探せば読めるが、それ以下の作品は掲載されない方が多いから読めないじゃないかとお思いかもしれない それが、読めるのである という訳で今回紹介するのはこちらの単行本だ めざせ漫画家!手塚・赤塚賞受…
さて、今回紹介するのは「3年奇面組」及び、その主人公たちが高校に進学した事でタイトルを変更した「ハイスクール!奇面組」で人気を博した新沢基栄の単行本である shadowofjump.hatenablog.com 新沢基栄といえば以前「ボクはしたたか君」の紹介記事で触れたとおり、同作品の連載中に持病の腰痛が悪化して連載中断、その後再開される事なく終了となってジャンプから離れた訳であるが、ならば「ボクはしたたか君」の最終巻である第5巻が新沢基栄の最後のジャンプコミックスかというとそうではない という訳で、今回紹介するのはこちらだ 古代さん家の恐竜くん 作者自画像 そう、本単行本は作者が腰痛で「ボク…
※本ページはプロモーションが含まれています 2024年3月1日漫画家の鳥山明さんが亡くなりました。彼は「Dr.スランプ」と「ドラゴンボール」などの作品で知られており、多くのクリエイターに影響を与えました。68歳でした。 Dragon Ball: Japan manga creator Akira Toriyama dies鳥山さんのプロダクションである「バード・スタジオ」は、彼が急性硬膜下血腫で亡くなったことを報告しました。急性硬膜下血腫は、脳とその周りの膜の間に出血が起こる病気です。下記、訃報|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより全文。 ファン、関係者の皆さまへ突然のご報告になりますが、…
当ブログでは前回まで3回にわたって黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男である次原隆二の短期連載作品群を紹介してきた shadowofjump.hatenablog.com ところで、次原隆二は連載作品だけじゃなく読切作品も多く、黄金期における掲載数は8本もあって北条司の10本に続いて2番目、更にフレッシュジャンプや増刊にも掲載しておりそちらも加えるとその数は倍以上に増えたりする という訳で今回はそんな次原隆二の読切作品たちの中でも少し特殊なこちらの単行本を紹介したい 週刊少年ジャンプ特別編集 ノーベル賞受賞者特別寄稿 好きなことをやれ‼ 21世紀の天才たちへ 漫画編 本単行本は92年31…
黄金期ジャンプにおける最長連載記録を持つ作家は「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を連載していた秋本治だという事は前回当ブログでも触れたし、別に当ブログで触れなくとも周知の事実であろう では、黄金期ジャンプにおいて最も多くの連載作品を描いた作家は誰だろうか? 答えは2人いて、1人は当ブログでも何度か取り上げた桂正和、そしてもう1人は「よろしくメカドック」でお馴染みの次原隆二で、連載作品数は6つになる 因みに黄金期以外も含めると両者とも連載作品数は7つに増えるが、これが最多という訳ではなく、小畑健は土方茂名義も含めると10、本宮ひろ志に至っては11にもなって上には上がいるものである さ…
おはようございます! 終着点はどうだっていい。 そこへ行くまでの道のりがすべてよ。 #ウィラ・キャザー 12月22日 今日は、『労働組合法制定記念日』 1945年のこの日、「労働組合法」が公布された 本日のお誕生日 吉村明宏さん、江原啓之さん、高知東生さん、中野英雄さん、国生さおりさん、飯尾和樹さん、安めぐみさんなどなと もんち的には、漫画家の森田まさのりさんのお誕生日 本日お誕生日の方々、おめでとうございます ㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️ 森田まさのり 本名、森田 真法。 滋賀県出身。 中学卒業後、高校在学中に執筆した作品『IT'S LATE』が手塚賞佳作に入選した。 同作の『フレッシュジャンプ』掲…
「ゴージャス★アイリン」は「ジョジョの奇妙な冒険」でおなじみの荒木飛呂彦先生のデビュー作を含めた初期の短編集である。 この短編集の収録作品のあらすじについて紹介していこうと思う。 ゴージャス★アイリン【電子書籍】[ 荒木飛呂彦 ] 価格:814円(2023/11/5 21:44時点) ●ゴージャス★アイリン 大女の館の巻 (1985年 週刊少年ジャンプ 特別編集Autumn Special掲載) ●ゴージャス★アイリン スラム街に来た少女の巻 (1986年 週刊少年ジャンプ 特別編集スーパージャンプ12月20日増刊号掲載) ストーリー <大女の館の巻> 大きな屋敷に住むアイリンは可憐な16歳の…
198x年夏。 日本武道館は日米のプロレスラーが 熱い戦いを繰り広げる… 皆さんはプロレス・スターウォーズをご存じだろうか? 同時期、少年サンデーではプロレススーパースター列伝が、 少年ジャンプではキン肉マンが、少年マガジンでは悪役ブルースが 連載されていた。 アントニオ猪木とチビッ子のみならず老若男女を ひきつけたタイガーマスクが二大看板の新日本プロレスと 漫画原作者のフィクサー梶原一騎氏がプロレス一大ブームを巻き起こしていた。 プロレススターウォーズは、そのような路線と一線を画す アメプロと日本人プロレスラーとの戦いを みのも先生の個性的な絵柄で描いた一大ファンタジーなのだ! 特に外人レス…