Frederick Wiseman
アメリカの映画監督、ドキュメンタリー作家。 なお『コメディ・フランセーズ〜演じられた愛〜』がきっかけで、同劇団の舞台も手掛けることとなり、カトリーヌ・サミー主演でワシリー・グロスマン作《La Dernière Lettre》とサミュエル・ベケット作《しあわせな日々》を演出し、前者は映画収録してカンヌ映画祭にも出品し、後者は好評につき2006年秋にも再演された。
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映画『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』を観た記録。早稲田松竹で上映があってラッキーだった。 child-film.com wasedashochiku.co.jp youtu.be まずびっくりするのは、アメリカ映画だけど、中で人々が話している言語はほぼスペイン語なこと。スペイン語を勉強してる人が観たらよさそう。特に南米のスペイン語やスペイン語圏の現代史を学んでいる人。スペイン語はスペインでだけ話されているわけではないんだな。 もちろんスペイン語だけではなく、ここでは167か国語が話されているそう。 その異なる文化圏を順繰りに移動する、そのスピードが早すぎて切り替えられない。それぞれ…
映画ベストテン2021 2021年映画ベストテンを以下に記して置きたい。そろそろ止め時と思いつつ今年も、コロナ禍を回避して49本を映画館で見た。作家別の作品ランキングなど、DVDや配信ビデオで見直すことも増え、よく映画を見た年だった。 映画ベストテン選出は『キネマ旬報2021年12月下旬』(キネマ旬報社)の「2021年キネマ旬報ベストテン選出用リスト」から、選出した。 【外国映画】 外国映画は、フレデリック・ワイズマンの『ボストン市庁舎』が素晴らしく、274分の長さは、途中休憩をはさみながらも、一日がこの作品を見るために費やされた。『ボストン市庁舎』は、ワイズマンの集大成的作品になっている。ボ…
映画『ボストン市庁舎』をヒューマントラストシネマ有楽町で観た。 夏頃から公開を心待ちにしていたので、いつもより早めの公開5日目に乗り込んだ。 あと、この週は予告が5分ということだったので、ありがたかった。予告編がつらい話はこちら。 youtu.be cityhall-movie.com 観てきた。 274分。予告や休憩も入るので、映画館にいたのは5時間ぐらい。長いけれどあまり集中はきれずに見ていた。長丁場の鑑賞で鍛えられているのもあるし、前作『ニューヨーク 公共図書館 エクス・リブリス』でだいたいどういう体験をするのかわかっているからもある。 観終わっての一発目の感想としては、「あーだから、先…
『ボストン市庁舎』という映画を観た。 ここまで主観を排除した高品質なドキュメンタリーはない、と思う。 ワイズマン大好き。 お金(学生なら2500円) と体力(インターバル込みで4時間半) と興味がある人は、ぜひ観に行ってみてほしい。 あと、「市役所割」というのがきくそう。2200円になります。 いま日本の市役所で懸命に働いてくれている、職員の方々にも広まるとうれしい。 観終わった後、きっとボストンに住みたくなるし、市役所の仕事に誇りを持てるし、ポジティブな気持ちになれると思う。 で、今日シェアするのは、映画を観ていて、お!と思った表現についてです。 市庁舎で、職員が、カップルの指輪交換(婚姻の…
ボストン市庁舎の内部に入り込み、「市民のためにはたらく市政」とマーティン・ウォルシュ市長(当時)にカメラを向けた『ボストン市庁舎』が公開となるフレデリック・ワイズマン監督、そしてワイズマン作品から多大な影響を受けたと語る想田和弘監督の対談が実現し、その現場に「訳・構成・文」として参加する機会をいただきました。 ボストン生まれのワイズマン監督から個人的に感じてる”イナセな職人気質”。というのは、こうと決めたらテコでも動かない一徹さ(それは映画を撮るための「契約」の話にも伺える)、自らマイクを持って撮影現場で走り回るフットワークと、「その瞬間」を逃したくなくてじっと待っている忍耐力が示している。そ…
2020年のアメリカのドキュメンタリー映画。監督はフレデリック・ワイズマン。 フレデリック・ワイズマンは今91歳なんですね。精力的に映画を撮り続けてすごいです。 これも山形国際ドキュメンタリー映画祭で観たのですが、4年前に『ニューヨーク公共図書館エクス・リブス』を観たときはお歳で山形に来られなかったと思うのですが、今回はオンライン開催ということで質疑応答に出てくれて大変嬉しかったです。 まず、驚きは4時間半以上の映画ということで、面白かったのですが、な…長い!!! この映画祭では9時間越えの映画とかもよくやっていて、賞に入ったりしているので山形の映画祭を好きな人には大したことのない時間なのかも…
●概要 ●海外勢811名 ●概要 映画監督、脚本家、プロデューサー、俳優、その他スタッフといった映画人が影響を受けた・好きな映画。 「国別」、未個別化「一覧」、それ以外「その他作家」、「映画評論家のベスト」 ※2022年12月21日追記:文字数制限のため「日本勢」リンク集独立 ●海外勢811名 ・クリストファー・ノーラン.2・ ・クリント・イーストウッド・ ・ナンシー・マイヤーズ・ ・ポン・ジュノ・ ・ジェームズ・マンゴールド・ ・ビル・コンドン・ ・スティーヴン・チョボウスキー・ ・アントワーン・フークア・ ・ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラ&ラージクマー…
全11項目●代表作●「SWITCH」2016/9/20 ●「キネマ旬報」「映画遺産」 ●「レトロスペクティブ:エリック・ロメール」 ●「監督作15作品を本人が一挙解説」 ●「映画監督への道」●「宮崎駿とわたし」 ●その他●「現代アートハウス入門」 ●「pintscope」 「スカーレット・ストリート(緋色の街)」より 全10項目 ●代表作 TVドラマ&映画「本気のしるし」シリーズ、 「LOVE LIFE(ラブ ライフ)」等 映画監督、TVドラマ監督 等で活躍する深田晃司が影響を受けた・好きな映画。 ●「SWITCH Vol.34 No.10」2016/9/20より63本 ・「影響を受けた20世…
今年は激動の一年でした。労働がまじで脳みそのメモリを圧迫するなか私生活のもろもろでいよいよ頭がパンクし、しかしなんとか個人誌をかたちにできて、よかったっす。 昨年のはこちら。 2021年の回顧(と展望) - 宇宙、日本、練馬
もっとも利用頻度の多いU-NEXTで 今年を振り返る一年間の個人データがUPされていた とても良い試みだ 視聴時間:234時間 視聴本数:156本 洋画:6/邦画:3/他:1 ジャンル:1)ドラマ 2)サスペンス/ミステリー 3)アクション 4)ラブ 5)クラシック 制作国:1)米 2)日 3)仏 4)伊 5)英 監督:1)ソフィアコッポラ 2)ケリーライカート 3)大島渚 4)デヴィッドロウリー 5)フレデリックワイズマン 出演者:1)トムクルーズ 2)ジョバンニリビシ 3)バーンゴーマン 4)マジューグード 5)ジュノーテンプル 年間とおして 観賞数の半分以上がU-NEXTさんの世話になっ…
全4項目 ●代表作 ●「Sight&Sound」の「映画監督が選ぶオールタイム・ベスト 2012(The Greatest Films of All Time 2012 / All voters)」より13本 ●「Sight and Sound」の「The Greatest Documentaries of All Time – all the votes」より10本 ●「filmmakermagazine.com」の「Project Nim: An Interview with Director James Marsh」より5本 「霊長類(フレデリック・ワイズマン)」より 全4項目 ●代…
いつか見た青空は 作者:中野 翠 毎日新聞出版(インプレス) Amazon 年末の楽しみの一つをもう消化してしまった・・・ 今年は当然ながらコロナの話題が多かったですが、そそられる映画紹介も多かった。 中でも、4時間超というフレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー『ボストン市庁舎』が観たい。中野翠は長時間でもまったくダレることがなかったと言っている・・・ ボストン市庁舎[Blu-ray] Happinet Amazon 職員と市民の一対一の対話を次々と見せてゆくだけの超シンプルな構成なのだけれど、さまざまなことを考えさせてくれる。気付かせてくれる。 役人はエラソーではないし、市民は卑屈になっ…
全3項目 ●代表作 ●「bfi.org.uk」の「Sight and Sound WINTER 2022-23(サイト&サウンド誌2022年~2023年冬号)」より10本 ●「The Criterion Collection」の「Feeding the Appetites: Nan Goldin’s Movie Obsessions」で語った主な映画35本 「ナッシング・バット・ア・マン(Nothing But a Man)」より 全3項目 ●代表作 写真集&映画「性的依存のバラード(The Ballad of Sexual Dependency)」、 出演「すべての美女と流血(オール・ザ・ビ…
全6項目 ●代表作 ●「bfi.org.uk」の「Sight and Sound WINTER 2022-23(サイト&サウンド誌2022年~2023年冬号)」より10本 ●「allarts.org」の「LAURA POITRAS ON FILMMAKING AND WHY SHE PICKED “MEAN STREETS” FOR BAM’S “SCREEN EPIPHANIES”」より12本 ●「documentary.org」の「Playback: Frederick Wiseman's 'Titicut Follies'」より1本 ●「filmcomment.com」の「Intervi…
2022年12月11日号(通巻725号) 表紙:東京五反田 TOCビル (1970年開館・建替のため2023年解体予定) 12月6日(火)22時 BSフジ ビルぶら!レトロ探訪 #10『TOCビル』 https://www.bsfuji.tv/builbura/
・今後の日本の人口構成 ・新党日本 郵政民営化反対 ・中抜きビジネス ・新自由主義 ★空き家問題 住宅と更地の固定資産税の違いが原因 ・市役所 林文子2期目 反対派の市役所幹部40人近くが一斉に閑職に追いやられる事件 ・眠度 みんど 眠っている市民 ・ハローワーク職員の7割が非正規というブラックジョーク ・役人に初心を取り戻してもらう 仕事の誇り 感謝されること 人間の体温を取り戻す ・横浜市政観察の森 youtube ・都筑区 草間剛市議 ・小選挙区制が諸悪の根源 ・横浜 コミュニティが希薄 ・長野県 介護 タイムケア事業 ・ITこそ中抜きビジネス 横浜市ICカード型敬老パス なぜ読み取り機…
今回鑑賞した映画は、「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」です。 エクス・リブリスはラテン語で、蔵書票を意味するのだそうです。 世界屈指の規模と言われるニューヨーク公共図書館(NYPL)の舞台裏を描きます。 監督はドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマンです。 「図書館は本の置き場ではありません」 ニューヨークの多様な人々の学びたいという欲求に応える様々な取り組みが紹介され、 常にサービスの利用者を主役にする図書館員たちの熱量にかっこよさを感じました。 最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
全5項目 ●代表作 ●「Sight and Sound」の「The Greatest Documentaries of All Time – all the votes」より10本 ●「The Criterion Collection」の「Robert Greene’s Top10」より10本 ●「indiewire.com」の「The Best Films of the ’90s: Edgar Wright, Lulu Wang, Bill Hader, John Boyega, and More Share Their Picks」より12本 ●「projectr.tv」の「10/10: …
全3項目 ●代表作 ●「lacinetek.com」の「La liste de Justine Triet - LaCinetek」より51本 ●「lecinemaclub.com」の「Justine Triet Film List - Le Cinéma Club」より6本 「デジレ(サッシャ・ギトリ)」より 全3項目 ●代表作 「ソルフェリーノの戦い」、 「ヴィクトリア(2016年)」等 映画監督、脚本家 等で活躍する女性ジュスティーヌ・トリエが影響を受けた・好きな映画。 ●「lacinetek.com」の「La liste de Justine Triet - LaCinetek」より…
全3項目 ●代表作 ●「lacinetek.com」の「La liste de Alice Diop - LaCinetek」より57本 ●「aframe.oscars.org」の「Alice Diop: 5 Films That Influenced 'Nous' ('We')」より5本 「35杯のラムショット」より 全3項目 ●代表作 「サントメール(Saint Omer)」、 「24時間診療(La permanence)」、 「私たち(わたしたち/Nous/We)」等 映画監督 等で活躍する女性アリス・ディオップが影響を受けた・好きな映画。 ●「lacinetek.com」の「La li…
カルポ・ゴディナ(Karpo Acimovic-Godina)監督による『アイ・ミス・ソニア・へニー(I miss Sonja Henie)』(1971年 ユーゴスラビア) について。 カルポ・ゴディナが何人かのディレクターに「I miss Sonja Henie」というフレーズを含んでいる短編を、全員共通のアングル、ロケーション(画面の下半分を占めるベッドのある部屋、左側に玄関の見える廊下、右側にキッチンに続く窓)で3分以下という制約で撮らせて、それを繋ぎ合わせたもの。若い頃のフレデリック・ワイズマンも参加している。 「I miss Sonja Henie」は Peanuts のセリフからと…