Frederick Wiseman
アメリカの映画監督、ドキュメンタリー作家。 なお『コメディ・フランセーズ〜演じられた愛〜』がきっかけで、同劇団の舞台も手掛けることとなり、カトリーヌ・サミー主演でワシリー・グロスマン作《La Dernière Lettre》とサミュエル・ベケット作《しあわせな日々》を演出し、前者は映画収録してカンヌ映画祭にも出品し、後者は好評につき2006年秋にも再演された。
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ボストン市庁舎(字幕版)Amazon 見たのは随分前だけど、メモが出てきたので投稿。 かなりおもしろかった。実際に行政が動いている現場というものを目にすることがないので、興味深く見ることができた。これはアメリカの話だし、日本とはまた事情が違うだろうけど。 普通のアメリカ人の、言葉で自分の考えをちゃんと説明する能力に感心する。こういうところは素直に見習いたいと思う。 当時のボストン市長、マーティ・ウォルシュはアメリカの政治家なのに笑顔がすごく少ないのが印象的であった。といっても、感じが悪いということは全然なくて、言葉に説得力があるので、別に笑顔が必要ないのだ。 ラストの市長のスピーチがとても素晴…
珍しく試写会に行った www.shifuku-troisgros.com 何にも考えずに行ったからまさかの4時間超え 途中休憩のある映画なんていつぶりだろう 首と腰痛くて辛かったけど、ドキュメンタリーだから余計なドラマを挟まない分見やすかった まぁワイズマンだし ❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁ 喋る 喋る とにかくまぁよく喋る 日本でもそれなりのお店なら色々と説明してくれるし、大衆食堂も和気藹々と会話を楽しむけれど、あそこまで喋るとは思わなかった それも世間話とかではなく、人間の根源に即した話 生きること 生活すること Art de Vivr…
フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー映画『パリ・オペラ座のすべて』を観た。世界最古のバレエ団「パリ・オペラ座」の練習風景やスタッフの仕事を追いかけている。約二時間四十分。
昨日も今日も東京国際映画祭。 なかなかブログが追いつかないけど、昨日観たフレデリック・ワイズマンの最新作『メニュー・プレジール〜レ・トロワグロ』について。 2023.tiff-jp.net 作品解説 巨匠ワイズマン監督が、世界の食通が夢見るレストラン〈トロワグロ〉を描くドキュメンタリー。美食の国フランス、親子3代に渡り55年間ミシュランの三つ星を持ち続ける、その驚異の秘密に迫る。 作品情報 監督 フレデリック・ワイズマン 240分 カラー フランス語 日本語・英語字幕 2023年 フランス/アメリカ セテラ・インターナショナル 最近は、3時間超の映画は観ないようにしていたのだけど、本作は4時間…
映画『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』を観た記録。早稲田松竹で上映があってラッキーだった。 child-film.com wasedashochiku.co.jp youtu.be まずびっくりするのは、アメリカ映画だけど、中で人々が話している言語はほぼスペイン語なこと。スペイン語を勉強してる人が観たらよさそう。特に南米のスペイン語やスペイン語圏の現代史を学んでいる人。スペイン語はスペインでだけ話されているわけではないんだな。 もちろんスペイン語だけではなく、ここでは167か国語が話されているそう。 その異なる文化圏を順繰りに移動する、そのスピードが早すぎて切り替えられない。それぞれ…
映画ベストテン2021 2021年映画ベストテンを以下に記して置きたい。そろそろ止め時と思いつつ今年も、コロナ禍を回避して49本を映画館で見た。作家別の作品ランキングなど、DVDや配信ビデオで見直すことも増え、よく映画を見た年だった。 映画ベストテン選出は『キネマ旬報2021年12月下旬』(キネマ旬報社)の「2021年キネマ旬報ベストテン選出用リスト」から、選出した。 【外国映画】 外国映画は、フレデリック・ワイズマンの『ボストン市庁舎』が素晴らしく、274分の長さは、途中休憩をはさみながらも、一日がこの作品を見るために費やされた。『ボストン市庁舎』は、ワイズマンの集大成的作品になっている。ボ…
映画『ボストン市庁舎』をヒューマントラストシネマ有楽町で観た。 夏頃から公開を心待ちにしていたので、いつもより早めの公開5日目に乗り込んだ。 あと、この週は予告が5分ということだったので、ありがたかった。予告編がつらい話はこちら。 youtu.be cityhall-movie.com 観てきた。 274分。予告や休憩も入るので、映画館にいたのは5時間ぐらい。長いけれどあまり集中はきれずに見ていた。長丁場の鑑賞で鍛えられているのもあるし、前作『ニューヨーク 公共図書館 エクス・リブリス』でだいたいどういう体験をするのかわかっているからもある。 観終わっての一発目の感想としては、「あーだから、先…
『ボストン市庁舎』という映画を観た。 ここまで主観を排除した高品質なドキュメンタリーはない、と思う。 ワイズマン大好き。 お金(学生なら2500円) と体力(インターバル込みで4時間半) と興味がある人は、ぜひ観に行ってみてほしい。 あと、「市役所割」というのがきくそう。2200円になります。 いま日本の市役所で懸命に働いてくれている、職員の方々にも広まるとうれしい。 観終わった後、きっとボストンに住みたくなるし、市役所の仕事に誇りを持てるし、ポジティブな気持ちになれると思う。 で、今日シェアするのは、映画を観ていて、お!と思った表現についてです。 市庁舎で、職員が、カップルの指輪交換(婚姻の…
ボストン市庁舎の内部に入り込み、「市民のためにはたらく市政」とマーティン・ウォルシュ市長(当時)にカメラを向けた『ボストン市庁舎』が公開となるフレデリック・ワイズマン監督、そしてワイズマン作品から多大な影響を受けたと語る想田和弘監督のZOOM対談が行われ、「訳・構成・文」として参加しました。 ボストン生まれのワイズマン監督から個人的に感じてる”イナセな職人気質”。というのは、こうと決めたらテコでも動かない一徹さ(それは映画を撮るための「契約」の話にも伺える)、自らマイクを持って撮影現場で走り回るフットワークと、「その瞬間」を逃したくなくてじっと待っている忍耐力が示している。そんな重労働な撮影を…
2020年のアメリカのドキュメンタリー映画。監督はフレデリック・ワイズマン。 フレデリック・ワイズマンは今91歳なんですね。精力的に映画を撮り続けてすごいです。 これも山形国際ドキュメンタリー映画祭で観たのですが、4年前に『ニューヨーク公共図書館エクス・リブス』を観たときはお歳で山形に来られなかったと思うのですが、今回はオンライン開催ということで質疑応答に出てくれて大変嬉しかったです。 まず、驚きは4時間半以上の映画ということで、面白かったのですが、な…長い!!! この映画祭では9時間越えの映画とかもよくやっていて、賞に入ったりしているので山形の映画祭を好きな人には大したことのない時間なのかも…