Fredric Jameson(1934-) マルクス主義文芸批評を展開する思想家、フランス文学研究者。 デリダ等のポストモダニズム的な論調を示す現代思想を徹底的に批判する。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 26話 公安9課、再び STAND ALONE COMPLEX に彼に関して述べることがあった。
読書ブログではないのであったこと全て書きたいのですがそういうわけにもいかず、さりとて書かなかったことはいつの間にか無かったことになりそうで、はてさて。 書籍 J・G・バラード(作)/村上博基(訳)「ハイ・ライズ」 井上弘貴「アメリカ保守主義の思想史」 四季大雅(作)/柳すえ(絵)「バスタブで暮らす」 横道誠「なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか」 アニメ 「おちこぼれフルーツタルト」 ドラマ 「ミセス・アメリカ」 ゲーム "Neko Can Dream" 「絶対的人狼」 マルチメディアコンテンツ 蒼の彼方のフォーリズム ハナヤマタ カニカマバイオレンス ポ…
特定の差別への解決を優先させるための囲い込み 「私だったかもしれない」と「私だった」の差 「個人化」の時代 「個人化」の時代のフェミニズム 群衆と党 この世は囲い込みによって成り立っていると思うことがある。 身近な例でいえば結婚制度や近代家族があてはまるだろう。どちらも親密性を囲い込むための制度であり、囲い込みが目的であるからこそ暴力を内在的に含むのである。 資本主義もまた囲い込みを起源とするシステムであった。だからこそ反資本主義運動は囲い込みからの解放を目指すものであらねばならないはずだ。 しかし、現実の社会運動は人々を解放するどころか、自らの主張のために人々を囲い込む運動になってしまってい…
菊地成孔師が渾身の『刑事コロンボ研究本』を来年の3~4月に出版するとのことなので、その読書体験を少しでも充実させるために、今から自己催眠じゃなくて自己洗脳、じゃなくて、自分に詰め込み教育をしていく。 「コロンボ」は子どもの頃(10代)に飛び飛びにいい加減に見ていただけなので、NHKーBSで一挙放送が始まったこともあり、改めてきっちり見直すとともに、日本におけるコロンボ学の権威である町田暁雄氏などの著作も読んでおきたい。 そういうわけで、しばらくこのブログは個人的な「刑事コロンボ・ノート」と化すことになると思うがご容赦願いたい。 手始めに、ネットに転がっていた論文の機械翻訳をコピペ 著者による書…
9月下旬の日記(2024年9月16日から9月30日分) 10月1日一昨日ぐらいから少しだけ右肩がだるく感じていたのが少し広がっているような気がする。喉の痛みや咳は出ていないけど、これは風邪の引き始めなのか、コロナウイルス的なものなのかわからない。10月1日日付が変わってからこの日記の9月上旬をアップして、noteの半年前の日記をアップした。 元々仕事をする日ではなかったけど、夕方に会社の自分が所属しているセクションのキックオフ的なものがあるらしく、リモートしてお昼過ぎに向かうというスケジュールだった。昨日のお昼に書店で買っておいたマーク・フィッシャー著/セバスチャン・ブロイ訳/河南瑠莉訳『K-…
9月上旬の日記(2024年9月1日から9月15日分) 9月16日日付が変わる手前まで読書をしていた。井伏鱒二著『山椒魚』を読み終えてから、小林秀雄著『Xへの手紙・私小説論』と三島由紀夫著『春の雪』を少し読み進めた。『春の雪』はようやく物語が大きく動き出すところに入ってきた。悲劇の始まりの入り口に主人公の松枝清顕とヒロインの綾倉聡子が立ってしまった。9月上旬の日記をはてブにアップしてから、noteに半年前の日記をアップした。 6時前に少し肌寒くて目が覚めた。敬老の日ということで休みだが、可燃ごみの日だからゴミ袋を集積所に持って行ったら地面が雨で濡れて色が変わっていた。天気予報を見ると午前中は少し…
www.youtube.com 今学期はレポート科目が多くて地獄の採点で8月の最初の一週間が飛び、ダメージ回復している間にもう8月も後半……。観てそのままになっている映画が溜まってます。 まずは『インサイド・ヘッド2』。ピクサー/ディズニーの久々?のヒット作ということで期待して観ましたが、確かにこれは隙のない出来。 これは『インサイド・ヘッド』にも通ずる話ですが、この作品のそもそものポイントは、本来はつかみ所のない、自分という曖昧模糊とした存在の中のさらに曖昧模糊とししていて、混沌のうちにまざりあった「感情」というものを擬人化の手法によって劇化することです。Inside Outという原題はそれ…
SFのもっとも深遠な使命とは、未来を想像する能力を私たちがうしなっていることを、なんどもなんども実証し、劇化することであり、いっけん充溢しているように見えるがより精密に調べれば構造的・本質的にやせ細ってしまっている表象をつうじて、マルクーゼが《ユートピア的想像力》と呼んだもの、つまり他者性と根本的な差異を想像する力が、私たちの時代には枯渇していることをまざまざと示すことであり、つまりそれは、失敗によって成功すること、そして次のような方向に思考を運んでくれる乗り物としてはたらくことだ。すなわち、未知のものにむけて出発したのに、気づけばどうしようもなく見なれたもののなかにどっぷりと浸かってしまって…
柄谷行人年譜 1941年(昭和16年) 8.6 兵庫県尼崎市南塚口町にて出生。本名:善男。 1948年(昭和23年)7歳 4月、尼崎市立上坂部小学校入学。 1954年(昭和29年)13歳 4月、私立甲陽学院中学校入学。 1960年(昭和35年)19歳 4月、東京大学文科Ⅰ類入学。ブント(共産主義者同盟)に入る。 1961年(昭和36年)20歳 3月、ブント解散。社学同(社会主義学生同盟)を再建する。その後、運動から離れる。 1962年(昭和37年)21歳 4月、東京大学経済学部進学。 1965年(昭和40年)24歳 3月、東京大学経済学部を一年留年して卒業。 4月、東京大学大学院人文科学研究科…
・ ゲオルク・フォルスターコレクション : 自然・歴史・文化 ゲオルク・フォルスター 著 ; 森貴史 共訳 2008年 ¥12,000 関西大学出版部 ・ アルベール・ベガン著作集 第1巻 ロマン的魂と夢 アルベール・ベガン [著] ; 小浜俊郎, 後藤信幸共訳 1977年 ¥1,800 国文社 ・ ヴァーグナー試論 テオドール・W. アドルノ 著 ; _橋順一 訳 2012年 ¥2,200 作品社 ・ ルドルフ・シュタイナー教育講座 1 教育の基礎としての一般人間学 "高橋巌 訳 " 1999年 ¥1,000 筑摩書房 ・ ラカンもしくは小説の視線 赤間啓之 著 昭和63年 ¥1,200 弘…
2023年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2023/02/08/225429) 2022年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2022/02/14/221729) 2021年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(https://snowwhitelilies.hatenablog.com/entry/2021/01/06/164228) 2020年度私的百合マンガ大賞(付・百合小説大賞)(http…
一条真也です。『資本主義の次に来る世界』ジェイソン・ヒッケル著、野中香方子訳(東洋経済新報社)を読みました。「サロンの達人」こと佐藤修さんに紹介された本です。著者は、経済人類学者。英国王立芸術家協会のフェローで、フルブライト・ヘイズ・プログラムから研究資金を提供されています。エスワティニ(旧スワジランド)出身で、数年間、南アフリカで出稼ぎ労働者と共に暮らし、アパルトヘイト後の搾取と政治的抵抗について研究。「ガーディアン」紙、アルジャジーラ、「フォーリン・ポリシー」誌に定期的に寄稿し、3冊の著書があります。欧州グリーン・ニューディールの諮問委員を務め、「ランセット 賠償および再分配正義に関する委…