Gottlob Frege (1848-1925)。
ドイツの論理学者・数学者・哲学者。イエーナ、ゲッティンゲンで主として数学を学び、ゲッティンゲンで博士号、イエーナで教授資格を獲得。1918年の引退までイエーナ大学の数学嘱託教授(ツァイス財団の間接的援助による、冠講座教授に相当)。『概念記法』(1879)により現代論理学を創始。『算術の基礎』(1884)、『算術の基本法則』(1[1893]: 2[1903])により、算術を論理学によって基礎付ける論理主義を提唱。また言語論理に関する透徹した哲学的考察を通じ、「言語への転回」を用意し、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、カルナップらに決定的影響を与え、分析哲学の祖と称せられる。のみならず、現在も欧米はじめ世界の哲学界に深甚な影響を及ぼしつづけている。(勁草書房刊『フレーゲ著作集』の著者紹介より引用)
フレーゲ著作集(全6巻)
『概念記法』ISBN:4326148209
『算術の基礎』ISBN:4326148217
『算術の基本法則』ISBN:4326148225
『哲学論集』ISBN:4326148233
『数学論集』ISBN:4326148241
『書簡集』ISBN:432614825X
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