三度目の正直で、何とか飛ばし読みではなく「きちんと」読み切りました。 下巻の後半は久々に熱中しました。 岩波文庫の訳はすばらしい。 それに引き換え新潮文庫(2015年)の訳、もうちょっと頑張ってくれなかったかなと思います。原文の文区切りに忠実にしたっていうけど、語族が違うので、単純に文章がわかりにくいんですよね。 (以下ネタバレ) 身の丈に合わない幸せを夢見過ぎた結果の、浅慮と放蕩の報いが一気に来る感じ。 ボヴァリー夫人 下 (岩波文庫 赤 538-2) 作者:フローベール,G. 岩波書店 Amazon 今回ようやく気付きましたけど、物語の始めと終わりだけ、主人公エンマの冴えない夫ことシャルル…