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フロー状態

(サイエンス)
ふろーじょうたい

何も考えずに目の前のことに集中することができ、結果を出せる状態。忘我の状態。フロー体験。単にフローやゾーンとも。flow。

概要

主にハンガリー出身でアメリカを拠点とする心理学者ミハイ・チクセントミハイにより提唱されいてる心理的状態の概念のひとつ。アートや演劇、仕事などにおいて極限まで集中して没入している状態で*1、その状態に入ることで自己意識が消え去り、時間が過ぎるのが早まり、全ての行動と思考がまるでジャズを演奏しているかのように無意識のうちに流れるように続いて行くとしている*2
チクセントミハイによるとその都度明確な目的を持つことが重要であり、いくつもの小さい目的を達成して行くことでより大きな目的を達成できるとしている。同著の「Finding Flow: The Psychology Of Engagement With Everyday Life」では、縦軸がチャレンジレベル(挑戦の難しさ)で横軸がスキルレベル(技術の度合い)のフローモデルを示し、どちらの値も高まることでフロー状態に入るとされる。またフロー状態に入るために達成される必要がある以下の9つの状態を示した。

  • 挑戦と技量のバランス
  • 行動と意識の統合
  • 即座で明確なフィードバック
  • 手元の仕事に集中する
  • 制御のパラドックス(Paradox of Control)
  • 時間の変容
  • 自己意識の喪失
  • 自己目的主義の体験

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フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

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フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

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Finding Flow: The Psychology Of Engagement With Everyday Life (Masterminds Series)

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