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ブラウザ

(ウェブ)
ぶらうざ

一言でいうとインターネットをするためのソフト。もしあなたが「ブラウザ」という言葉の意味が分からずにこのページを開いたのなら、今まさにこれを見ているソフトがブラウザに当たる。あなたはすでにブラウザを使ってWebページを閲覧しているのである。携帯電話でインターネットをするときも、あなたは意識していないかもしれないが、携帯用のブラウザを使っていると言える。
ブラウザにはいくつか種類があり、現在主要なブラウザは「Microsoft Edge」、「Internet Explorer(IE)」、「Google Chrome」、「Mozilla Firefox」、「Safari」などがある。

なお「ブラウザー」と表記することもある。Microsoftでは2009年に、「browser」の日本語表記を「ブラウザ」から「ブラウザー」に変更している。

概要

ブラウザとは「情報をまとまった形で閲覧するためのソフトウェア全般」のことを指すが、一般にただブラウザと呼ぶ場合は、WWWブラウザ(Webブラウザ)のことを言う場合が多い。したがってここでは、WWWブラウザについて説明する。
WWWブラウザ(以下ブラウザ)は、ワールドワイドウェブを利用、閲覧するために用いるソフトウェアである。

シェア

ブラウザのシェアに関しては各社ごとの調査方法が異なるため、同じ条件下での比較は難しいが、2014年4月時点でのブラウザ争いは主にWindowsの標準ブラウザソフトであるMicrosoftのInternet Explorer(IE)とMozilla Firefox、Google Chromeが首位。
そしてMac OSXのSafariやOperaなどで分け合っている状態である。

Appleのブラウザ「Safari」

Mac OSのブラウザは開発元であるAppleが長らく自前でブラウザを開発していなかったため、Microsoftが開発していたInternet Explorer for Mac(バージョン5.2.3を持って開発終了)がシェアの大半を占めていたが、AppleがMac OS X 10.2以降の環境で動作するSafariを公開したことにより、現在ではSafariがMac OSでのブラウザの主流になっている。また日本においてはiPhoneユーザーやiPadユーザーが著しく増加したため、モバイルウェブブラウザにおけるシェアが高い。
またMac版のMozilla FirefoxやOpera、Caminoなども提供されている。

UNIX/Linux環境

UNIX/Linux環境では、ディストリビューションによって含まれるブラウザが異なってくるが、多くはMozilla FirefoxやKonquerorといったOSSブラウザが含まれている。w3m、lynxといったテキストブラウザも一部に根強い人気があり、テキストブラウザの一部はWindows版も存在する。

タブブラウザとは

FirefoxやOperaなどは広い意味でのタブブラウザでいわゆるタブを持つが、IEもバージョン7からタブ機能が搭載された。IEのレンダリングエンジンを利用したIEコンポーネントブラウザはフリーソフトとして数多く存在しており、SleipnirやLunascapeなどが人気である。タブブラウザの比較はタブブラウザ推奨委員会が詳しい。

主なブラウザの概要・動向

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Internet Explorer(IE/インターネットエクスプローラー)

ブラウザ市場において依然大きなシェアを握っているWindows 標準ブラウザ。最新バージョンは11*1。バージョン7.0からフィード機能、タブ機能などが追加された。また7.0から名称が「Microsoft Internet Explorer」から「Windows Internet Explorer」へ変わった。

Mozilla Firefox(FX/ファイヤーフォックス)

Geckoエンジンを搭載したブラウザ。現在の最新バージョンは29*2。アドオンと呼ばれる拡張機能を付加したりスキンで外観を変更したりすることによってブラウザをカスタマイズできる。

Safari(サファリ)

Mac OS X v10.3以降の標準ブラウザ。レンダリングエンジンはWebKitを使用している。現在の最新バージョンは5.1。Safari 2.0以降からRSSリーダーを搭載している。ちなみに、Mac OS版だけではなくWindows版も提供されている。

Google Chrome(クローム)

Googleによって開発されたブラウザ。現在の最新バージョンは34*3。オープンソースブラウザのChromiumをもとに開発されおり、高速・軽快な動作を特徴とする。また2009年12月よりWindows版及びLinux版において拡張機能の追加が可能となった。

Opera(オペラ)

以前はTridentやGecko、WebKitとは異なる独自のレンダリングエンジンPrestoを搭載していたが、現在はGoogle Chromeと同じWebkit/Blinkを使用しているブラウザ。最新バージョンは21。タブやスピードダイヤルを最も早く導入したブラウザの一つであり、拡張機能の追加も可能。パソコン向けにはWindowsとMacOSX用が提供されている他、スマートフォンやタブレット向けにOperaMiniやOperaCoastなどがある。

CaminoGecko

エンジンを搭載したMac OS X専用ブラウザ。現在の最新バージョンは2.0.6。Mac OS X固有の美しいユーザーインターフェイス「Aqua」を採用しており、アドレスブックやBonjour、SpotlightなどMac OS Xが持つ機能の多くを緊密に統合しているのが特徴。

ブラウザの系譜

やや古い内容であるが大まかな流れを示したものである。
[画像 / ブラウザの系譜]

*1:2014年4月現在

*2:6週ごとにバージョンアップが行われ、Ver.29は2014年4月29日公開

*3:2014年4月28日現在。6週ごとにバージョンアップが行われ、Ver.34は2014年4月9日公開

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