ブラジルサッカーの全国リーグの名称。 現地語ではカンピオナート・ブラジレイロ(Campeonato Brasileiro)。 3部制を採っており、それぞれセリエA、セリエBとセリエCと称される。 シーズンは4月から12月まで。
セリエAの上位4チームは、コパ・リベルタドーレスへの出場権を獲得。 5〜13位はコパ・スダメリカーナに出場する。
Jリーグはもとよりサッカー界にも数多くの名プレーヤーを輩出してきたサッカー王国ブラジルだが、ことブラジルのプロサッカーリーグに関しては、日本国内での知名度、注目度はそこまで高くないことも事実である。2020年に本田圭佑がブラジル1部リーグの「ボタフォゴFR」に加入をしたことにより、一時的に国内でも注目を集めたが、本田自身わずか1シーズンのみで退団となってしまった。そのため再びブラジルリーグの情報に触れる機会は減ってしまっているのが現状だ。 そんな王国ブラジルのプロサッカーは、Jリーグとは比べ物にならないほど多くのプロサッカークラブが存在しており、奥が深いのも事実。よくJリーグのブラジル人選手の…
「セレソンの貴公子」 華麗なテクニックと創造性あふれるプレーで活躍。中盤でゲームメーカーを務めるほか、得点力にスピードも備えてセカンドトップやウィング、サイドバックもこなした攻撃のマルチプレーヤー。その知的で端正なルックス、そして観客を惹きつけるエレガントさで「貴公子」と呼ばれたのが、レオナルド( Leonardo Nascimento de Araújo )だ。 若い頃から将来を嘱望され、母国ブラジルで全国選手権制覇、南米スーパーカップ優勝、トヨタカップ優勝、レコパ優勝と数々のタイトル獲得に貢献する。94年に加入した鹿島アントラーズでは、優雅なプレースタイルで日本の観客を魅了。ビッグクラブの…
「ローマの鷹」 広い視野と的確な戦術眼を持ち、巧みな配球でゲームを組み立てたエレガントなMF。また自ら飛び出してチャンスを作り、得点に絡むなど幅広い能力を見せた中盤のオールラウンダーが、ロベルト・ファルカン( Paulo Roberto Falcão )だ。 80年代前半に在籍したASローマ時代は、華麗なテクニックと洗練されたプレースタイルで観客を魅了。颯爽たる雄姿から「ローマの鷹」の異名を持つ。チームでは “走る指揮官” として中盤に君臨、クラブに41年ぶりとなるリーグ優勝をもたらし、サポーターから「第8代ローマ王」と讃えられた。 82年W杯では、ジーコ、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾとと…
「世紀をまたいだフェノメノ」 スピード、テクニック、身体能力、得点感覚と、FWに必要な資質を高い次元で兼ね備えた驚異のストライカー。爆発的な突破にやすやすとゴールを陥れる決定力で「フェノメノ(怪物)」と呼ばれたのが、ロナウド( Ronaldo Luíz Nazário de Lima )だ。 98年のWカップ決勝は不慮の事態でフランスに敗れたが、世紀をまたいだ02年日韓大会で優勝を果たして見事雪辱。06年のドイツ大会では、ゲルト・ミュラーの持つW杯通算最多得点を更新する15ゴールを記録した。 02年からは「ギャラクティコ(銀河系軍団)」レアル・マドリードの一員として活躍。度重なる故障で全盛期の…