Johannes Brahms (1833-1897 ヨハネス・ブラームス)
作曲家、ピアニスト。1833年ハンブルク生。1897年ヴィーン没。 ベートーヴェンの作風を継承しロマン派の潮流の中核に位置するが、同時に中世以来の古典音楽やスラブ系のリズム感に富んだ民族音楽を研究し、重厚な作風をもって知られる。
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Studio26のシリーズ「楽興の時」。第21回となる今回は、札響副首席ヴィオラ奏者の青木晃一さんとピアニストの石田敏明さんのデュオによる、シューマン夫妻とブラームスを取り上げる演奏会です。しかもブラームスのソナタはレクチャー付き!絶対に聴きたい!と、私は企画発表当初から楽しみにしていました。ちなみに私が聴いたのは、同一内容での昼・夜2回公演のうち、昼の第1公演です。 第21回 楽興の時 青木晃一×石田敏明 ~ロベルトとクララ、そしてヨハネスの愛~ (第1公演)2024年03月24日(日)14:00~ Studio26 【演奏】青木 晃一(ヴィオラ) ※札幌交響楽団副首席ヴィオラ奏者石田 敏明…
www.sso.or.jp 札幌交響楽団 苫小牧公演2024。しばらくお休みしていた私のコンサート通いは、地元オケの地方公演から再開です。大注目はブラームスの二重協奏曲!オケは我らが札響、ソリストはコンマス&首席の最強デュオ!行くに決まっています!七飯にも蘭越にも名古屋にも遠征した私にとって、苫小牧はご近所です。当日はJRで移動し、会場に入ると全席自由席の前の方に陣取って、ドキドキワクワクしながら開演を待ちました。 札幌交響楽団 苫小牧公演20242024年03月23日(土)14:00~ 苫小牧市民会館 【指揮】広上 淳一(札響友情指揮者) 【独奏】会田 莉凡(ヴァイオリン) ※札響コンサート…
2024年4月14日(日)NHKホール マレク・ヤノフスキ/NHK交響楽団 シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417『悲劇的』 ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 ヤノフスキ/N響は数年前の『ローエングリン』以来。 ヤノフスキさん、今年は『トリスタンとイゾルデ』や『指環ガラ』を上野で演奏していたので、疲れてないかが少し心配でしたし、この方のドイツ・オーストリア系の音楽はきっと巨匠風な演奏になるだろうと勝手な予測をしていて、展開がイメージできる反面、そんなに楽しみでもなく出かけたわけです。その電車の中で前日の公演評をSNSで見ていたら結構な好評価。いやいや、N響で老匠(って失礼な呼称でごめ…
皆さんはこの演奏をご存知でしょうか? ブラームスのピアノ協奏曲第1番です。この曲自体に問題はないんです。 今回は「ソリストと指揮者との意見の相違」と題して綴ろうと思うのですが、よく考えれば、指揮者とソリストという異なる2人のアーティストの解釈が全く同じということはあり得ないでしょう。稀に2人の意見がほぼ一致して、統一感のある息ぴったりの協奏曲が繰り広げられることもありますが、個性がぶつかり合って面白い演奏になっているケースは多々あると思います。後者の方が多いのではないでしょうか。 自分も協奏曲の指揮を何度か務めたことがありますが、だいたいは力関係でテンポやニュアンスが決まっていきます。もちろん…
最近、こんなCDを手に入れました。ネット上ではこのCDがあることは知っていたのですが、実際売られていたので、手にしてみました。 このCDは、前半が1977年にフランス国立放送局で放送した、評論家ジャック・シャンセルによるカラヤンについての解説が40分ほど。そして後半がカラヤンがブラームスの交響曲第1番と2番の解説(解釈?)をピアノを弾きながら対話形式で行っているものが30分ほど。こちらは1964年に実際フランスで放送されたものだそうです。全てフランス語で行われているので、私には何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。カラヤンの指揮する曲は一切収録されていません。リハーサルでもなく、楽曲解…
旅先でも日中は何かと忙しい。 移動やイベント地の下見に旅での買い物など。 アメリカの店は比較的早く閉まるので 日の上がっている間に動いています。 まだまだ時間があると思っていても 時差やサマータイムなどがあるので とにかく急いでです。 日本なら時間ギリギリに行っても 買ったり食べたりできますが アメリカは時間になると雰囲気で追い出しにかかるので 閉店間際には行かない方がいいですね。 開店時間は曖昧なのに閉店時間だけは しっかりとしているんです。 今夜はBraum's Ice Cream & Hamburgers Fresh Market さんで食べたSteak Sandwich Comboの思…
【AMU】==【AmazonMusicUnlimited】 【SPD】==【SpotifyDownloads】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ソース元:【ぼけになりやすい人なりにくい人/大友英一(おおとも・えいいち)/栄光出版社】/P88~ 連鎖矢^1:お爺のウォーク&ジョグ~ウィズ・ソング~《2024/No.001》|今日聴いたのは・・・『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73/グレン・グールド<ピアノ>、レオポルト・ストコフスキー指揮 アメリカ交響楽団(Remastered 2015)【AMU[ULTRA HD]】【SPD】』|スト…
本日はブラームスの交響曲第1番を紹介します。 お気に入りの演奏 ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団 録音年 1968年 お気に入り度 ★★★★★ ブラームス:交響曲第1番(クラシック・マスターズ) アーティスト:シャルル・ミュンシュ Warner Classics Amazon ベーム指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音年 1975年 お気に入り度 ★★★★☆ ブラームス:交響曲第1番、ハイドンの主題による変奏曲 アーティスト:カール・ベーム ユニバーサル ミュージック Amazon ワルター指揮 コロンビア交響楽団 録音年 1959年 お気に入り度 ★★★★☆ ブラームス:交響曲第1番、ア…
キリル・ペトレンコとベルリン・フィルの日本公演の模様が放送されました。ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。速報ではありませんが、今しがた観た放送の感想をさっと述べていきたいと思います。 正直に言うと、ペトレンコという指揮者はあまり聴いたことがなく、ベルリン・フィルのラトルの後継者として発表された時は驚きました。録音もあまりしていないとのことだったので、CDも持っていません。映像といってもほとんど見たことのない方でした。そんなペトレンコとのベルリン・フィルの演奏、どんな感じになるのか、かなり楽しみでした♫ 本日放送されたプログラムは 1.モーツァルト:交響曲第29番 2.ベルク:管弦楽の…
www.e-s-kousya.com江別振興公社が主催する「身近で楽しむクラシック」。今回は青木晃一さんと石田敏明さんのデュオによる演奏会が開催されるとのことで、私は野幌までプチ遠征して聴きにうかがいました。なおチケットは前売り完売したとのことです。 身近で楽しむクラシック 青木晃一&石田敏明 ビオラ&ピアノ デュオコンサート2023年11月26日(日)14:00~ 野幌公民館 ホール 【演奏】青木 晃一(ヴィオラ) ※札幌交響楽団副首席ヴィオラ奏者石田 敏明(ピアノ) 【曲目】プッチーニ:オペラ「つばめ」より“ドレッダの美しい夢”シューベルト:楽に寄す D.547メンデルスゾーン:歌の翼に …
目次:クリックで各項目へ飛べます NEO PIANO Acoustic NEO PIANOライブのたどってきた足跡 5人の出演者 石井琢磨さん 菊池亮太さん けいちゃんさん ござさん Budoさん(ここでは詳しく書きません) 結局ネピアコのききどころって何なのか 資料部屋:過去のNEO PIANOライブと感想日記 ①初回ライブ……NEO PIANO CO.LABO. ②2021.2.11 NEO PIANO CO.LABO. -INVENTION- ③2022/4/24 第一回NEO PIANO Far Beyond ④2023/1/21 第2回NEO PIANO Far Beyond出演:石…
内輪試宴会の翌日が3人で2台の日だった。 Y2(出席番号順で後述のピアニストをY1とする)さんは高校からの同級生で、しなやかな演奏と肩の力の抜けた生活ぶりが羨ましかった。何といっても卒業試験直前に、「卒業したらどうする〜音楽教室とか楽でいいよね〜勝手に弾かせておいてああ上手上手って言って自分は本なんか読んでいればいいんでしょ〜!」…挙げ句の果てに… 「クビになってもまた別の音楽教室に行けばいいし!」 …と言った人。 卒業後は音楽教室には行かずにアメリカへ留学。彼女が帰国して私はドイツに来たが交流は続いていた。3年前の冬の一時帰国で久々に会った時に演奏会はしないの〜と訊いたら、 「ソロの演奏会な…
ソメイヨシノはとうに散って、ヤエザクラも葉がちらほら見えてきた。気温も夏日の日が増えてくる、ああ初夏だ。プロオケは6・7月のシーズンオフが近い。 今日のお題は「交響曲といえば?」。弾きたい曲や、弾いた曲聞いた曲で印象に残っているものや演奏時のエピソードなどを語っていきたい。 交響曲といえば? 交響曲に対する思い 弾いた曲 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 弾きたい曲 マーラーの交響曲全曲 聞いたことがある曲 モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 交響曲といえば? 交響曲に対する思い 演奏会のプログラムでメインの楽曲になっている以上、鑑賞でも演奏でも意識せざるを得ない。鑑賞…
夜中にYouTubeで木村栄文の『祭ばやしが聞こえる』を見る。 ブレンデルとアバドで、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》を聴く。最近ようやくブラームスが聴けるようになってきた。ベートーヴェンとかワーグナーを聴いていてもこんなことは思わないが、私にとって、クラシックというジャンルの音楽を聴いている感じが最も強いのがブラームスであるようだ。
『世界霊界伝承事典』 ピーター・ヘイニング 柏書房 1995/11 <黄色い人> ・根強く残る言いつたえによれば、フランス国民の運命は、通称「黄色い人」という幽霊の出現となぜだか関係している。顔は黄色で喉のまわりに赤印のあるこの妖怪は、1870年にはじめて目撃されたとの由。これは、いざ普仏戦争(1870~71)が勃発しようという時期だった。エリオット・オードネルは、『諸族の幽霊と幽霊現象』(1933)でこの幽霊について書いている。同書にはこうある。 ・「戦争を生きのび、いわゆる<黄色い人>を見た記憶のある人の意見では、それはなぜかフランスの命運に関係していて、その出現によってフランスがもうすぐ…
第2008回 定期公演 Cプログラム【日時】2024.4.19.(金) 19:30〜(休憩なし) 【会場】NHKホール 【曲目】ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調 (曲について) 交響曲第7番ホ長調は、彼の交響曲中、初めて、初演が成功した交響曲として知られている。1884年のこの初演以来、好評を博しており、第4番と並んで彼の交響曲中、最も人気が高い曲の一つである。第4番のような異稿は存在しないが、第2楽章の打楽器のようにハース版とノヴァーク版では差異が生じている箇所がある。 本作は交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。スコアは第3楽章スケルツォの完成のほう…
晴れ、仏語学校の新学期始業。播磨坂の伊太利料理店で食事をして、小石川植物園を逍遥。躑躅が盛りを迎へてゐる。思へば昨年も同じ時期に同じ場所で躑躅を見たのだつた。この一年、私の生活はまるで変はつてゐない。私といふ人間も相変はらずである。それの可し悪しは分らぬ。 馥郁たる躑躅を傍に、カシワとシナサワグルミの木の下に身を横たへて、ブラームスの交響曲第2番を聴いた。自然(nature)と芸術(art)。対義する2つのものが、何故この瞬間、斯くの如き調和(harmony)を生んだのか。 ledilettante.hatenablog.com
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年4月14日に聴きに行きました、MAXフィルハーモニー管弦楽団のブルックナー生誕200年を記念する特別演奏会のレビューです。 MAXフィルハーモニー管弦楽団さんは、このブログでは毎年年末にエントリをアップしておりまして、それは毎年年末にベートーヴェンの第九を演奏しているからですが、実は演奏会は年末だけとは限りません。一昨年はメルパルクホールTOKYOの閉館に伴って夏に演奏会を開いています。 ykanchan.hatenablog.com しかも、この時はベートーヴェンの第九だけでなく、ブラームスの交響曲第4番も演奏しています。実は今年の2月には、モーツァ…
www.sso.or.jp https://www.rokkatei.co.jp/wp-content/uploads/2024/01/240330.pdf ↑今回の演奏会チラシです。 ※pdfファイルです。 コロナ禍で何度も延期と中止を繰り返した企画が、今回ようやく実現しました。佐藤俊太郎さん指揮による、モーツァルトの交響曲第40番とシェーンベルク「浄夜」。私は早い段階でチケット入手し、当日を楽しみにしていました。また地元ファンの期待は大きく、当日は満員での開催だったようです。 札幌交響楽団 in ふきのとうホール Vol.52024年03月30(土)16:00~ ふきのとうホール 【指揮】…
タワーレコード・オリジナル企画盤 Berlin Classics x TOWER RECORDSタワー限定企画盤。SACD復刻シリーズ最新作デジタル録音のSACD化始動 (今回一部アナログ音源)第34弾 旧東独の歴史的名盤 世界初SACD化<スウィトナー&シュターツカペレ・ベルリンのETERNA音源3点>・"生誕200年記念"ブルックナー:交響曲集 Vol.1(第1,-4番)<1987 & 88年デジタル録音> (2枚組)・"生誕200年記念"ブルックナー:交響曲集 Vol.2(第5,7,8番)<1990、89 & 86年デジタル録音> (3枚組)・ブラームス:交響曲全集<1984年(第2番:…
Wiener Musikverein ウィーン学友協会 初日はブラームスホール(小さいほう)で ウィーン・モーツァルト・オーケストラを観る かつらかぶって、衣装つけて。。観光客向け 楽しいけど そして、後日、黄金のホール ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クリスティアン・ティーレマン指揮でブラームス 凄い! 素晴らしい!! 本当に素晴らしい!!! 音響も指揮も演奏も全部すごい 大好きなnuno bettencourtも彼らの演奏技術にはかなわない。。(別物だけど) 圧倒的な音の中に浸った大満足の2時間だった こちらは国立歌劇場 一度オペラも観てみたいな シェーンブルン宮殿 でかい。大きすぎて…
2024年4月15日(月)19:00公演 東京文化会館小ホール 東京春祭 歌曲シリーズ vol.40 オッカ・フォン・デア・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)&ソフィー・レノー(ピアノ) お世話になっております。 三島でございます。 この日は春祭の歌曲シリーズを聞きに再び東京文化会館小ホールへ。 www.tokyo-harusai.com 今年の歌曲シリーズは4公演あり私はうち3公演を聞くことができました。 ↓vol.37レネケ・ルイテン(ソプラノ)&トム・ヤンセン(ピアノ) mishimashikahika.hatenablog.com ↓vol.38ルネ・パーペ(バス)&カミッロ・ラディケ(ピアノ…
ネット記事やYouTubeにポリーニ追悼ものが種々出ていて、新たに知ったこともあるが、評価のあり方に疑問を覚える点も多々あった。 まず前者に関しては、ポリーニはカラヤンと共演を1回ではなく複数回行っており、小澤征爾ともボストンで共演したことがあったこと。これは初めて知った。しかし、ポリーニが共演した人のうち、演奏をCDとして世に出すことを認めた指揮者は、ベーム、ヨッフム、アッバードと、あとは晩年のティーレマンしかいない。ムーティら、イタリア人同士とも共演は行ったみたいだが。つまり、彼は共演者も厳しく選んでいたわけだ。 また彼の演奏活動は殆ど独奏によるもので、共演そのものが少なかった。室内楽はイ…