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ブリット

(一般)
ぶりっと

Brit、複数:Britsブリッツ) 

  1. Britain(ブリテン)の縮約形(短縮形)。イギリス人。
  2. British(ブリティッシュ)の縮約形(短縮形)。イギリスの。

ブリット

(映画)
ぶりっと

Bullitt

  • 1968年|アメリカ|カラー|113分|画面比:1.85:1

解説

刑事ブリットは野心的政治家チャーマースに重要証人の護衛を命じられる。その証人とはマフィアから寝返った男ジョニー・ロス。チャーマース出世への切り札だ。しかし隙を突かれてロスは射殺されてしまう。チャーマースの厳しい叱責を受けるものの、ブリットは事件の背後に切り込んでいく。
スティーヴ・マックィーンの男臭いハードな魅力ならこの1本、と言っても過言ではないハードボイルド映画の名作。実際、マックィーンのファッションから仕草まで、どれも決まっている。覚えるのがイヤで台詞を大幅に削除させた甲斐もあって、口数少ないヒーロー像をクールに演じ切っている。この魅力は現代にも通じるものだ。
しかし映画自体は原作にあった、物語の最後にブリットが謎解きを説明するくだりもバッサリとカットされたせいで、物語が非情に飲み込みにくいものとなった。しかしこの映画の真価は、マックィーンと映画史上初の本格的カーチェイス場面の登場にある。サンフランシスコの坂道を効果的に使ったチェイスは、優れた撮影と編集により迫力ある出来映え。ブリットが乗るマスタングのカッコ良さも伝説的ですらある。
クライマックスの空港での追撃も緊張感たっぷり。ラロ・シフリンのジャズ・スコアも素晴らしい。
内容よりも雰囲気で語られる映画なのである。

予告編

DVD

ブリット スペシャル・エディション [DVD]

ブリット スペシャル・エディション [DVD]

特典ディスクに収録されている86分のドキュメンタリ『スティーブ・マックィーン:男の神髄』は、マックィーンの生い立ちから死までを、当時の関係者の証言を中心に綴ったもの。BBC製作の99分のドキュメンタリ『編集技術の魔法』は、本作に限らず映画における編集技術の重要さを紹介した傑作(NHK-BSで放送された)。
どちらも映画ファン必見の上質のドキュメンタリである。

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