BLUE GIANTのスピンオフ小説「ピアノマン」、読み終えました。冒頭で涙、終盤で号泣。乗り物の中で読んではいけない本です。笑 ピアニスト沢辺雪祈の物語です。結末は知ってるんだけど、そこに至るまでの彼の胸の内や奏でる音をこんなに丁寧に描けるなんて。しかも文字だけで。多くの音楽家が同じようなことで悩んだり迷ったりしていると思います。めちゃくちゃ共感する場面がいっぱいありました。 わたしは多分、BLUE GIANTの主人公宮本大より、次々と現れる癖のある周りの人物が好きです。といっても全員主人公が見つけてくるんだけど。これまでBLUE GIANTは日本編、ヨーロッパ編、アメリカ編と読みましたが、…