俗に言う「ブルース」のこと。正しい発音はこちらが近く、一部の雑誌などではこう表記される。
→カンザスシティ・ブルーズ(MLB) →セントルイズ・ブルーズ(NHL) →オークランド・ブルーズ(スーパー14) →チェルシー(FA Premiership) →バーミンガム・シティ(FA Premiership) →福岡サニックスブルース(ジャパンラグビートップリーグ)
297 Groundhogs「Razor’s Edge」『RAZOR’S EDGE』(1985) どんぱす公認“ジョン・リー・フッカーの直弟子”Groundhogsの80年代作品。偉大なる進歩的ブルーズロッカーTony McPheeは、亡くなる2020年代までそのギターで英国の聴衆を魅了し続けた魔法使いみたいな人ですが、その魔法の杖=ギター捌きはどの時代をとっても素晴らしかった。John Lee Hookerのバックをつとめた60年代中盤、Dave KellyやJo-Ann Kelly達とルーツ的ブルーズを掘り下げた60年代後半、Groundhogsを率いてオリジナリティの塊たる名作(『THA…
288 Cyndi Lauper「How Blue Can You Get?」(『MEMPHIS BLUES』2010) www.youtube.com シンディ・ローパーというと、私なんぞは『WE ARE THE WORLD』の“宝石ジャラジャラ”お姐さんのイメージだったんですけど(歌のうまさは尊敬してる)、気が付けばこんな渋いブルーズ・アルバムを作っていたのね。 「How Blue Can You Get?」は、最初はJohnny Moore’s Three Blazersが録音したということですけども、B.B.Kingがヒットさせライヴでも演じ続けたというのが有名でしょうか。シンディの深…
283 Canned Heat「Cherokee Dance」『HISTORIC FIGURES AND ANCIENT HEADS』(1971) キャンド・ヒートについては当ブログでいろいろ述べたこともあるのでございますが、最近聴いたコレがあまりに凄かったので。Alan Wilsonが亡くなった後のヒートについてチェックが甘かったことを反省しながら書いてます。 youtu.be まず、聴いてください。ブギーをマスターしていなければ出せぬ味。Adolfo de la Parraのマジック・グルーヴ、一糸乱れぬJoel Scott Hillのリフ、逆に破綻を恐れぬHenry Vestineの狂乱…
261 Billy Branch & Carlos Johnson「My Babe」(『DON'T MESS WITH THE BLUESMEN』2004) youtu.be 『町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN』第75回を観ていたら、「シカゴ・ブルース ハーモニカ奏者」としてビリー・ブランチさんが出てきてびっくりした。町山さんのインタビューに答えて「すべての人々がブルースに共感できるのです。誰もがブルースを心に抱いているからです」などと語るだけでなく、直々に町山さんにハーモニカの奏法を教授してましたね。 Billy Branch氏は大学(カレッジ…
253 Dave Kelly(Family & Friends)「Good Riddance」(『WE HAD IT ALL』2013) www.youtube.com これはちょっと珍しいかな。英国ブルーズ界の名匠Dave Kelly先生によるプレイです。Dave Kelly氏は、その姉故Jo Ann Kelly氏とともに英国ブルーズの背骨であり続けた(る)本格的ブルーズマンです。初期にはThe GroundhogsのTony McPhee氏などとの協業もあり、英国青年による米国音楽(ブルーズ)解釈の最も深いレベルを提示していました。(アメリカにおけるCanned Heatのような位置を占め…
ジの音楽 Jimmy Rogers「Walking By Myself」 1956年10月の録音。ジミー・ロジャーズの代表曲で全米R&Bチャート14位を記録するヒットになりました。ウォルター・ホートンのブルースハープ・ソロが印象的な曲。フレディ・キングやキャンド・ヒートを始め、多くのブルース・バンドにカバーされた曲。 Chess Pieces: The Very Best Of Chess Records Universal Music LLC Amazon トピックス(湯浅学) Stan Mosley「Blues Man(No Soul,No Blues)」 スタン・モズリーのニューアルバム…
228 Leroy Carr「Christmas In Jail(Ain’t That A Pain)」(『COMPLETE RECORDED WORKS VOL.2』1992) youtu.be 物悲しい曲も入れとこうか。シティ・ブルーズの名工、リロイ・カーの作品。1929年8月録音なので「クリスマスに歌われた」わけじゃありませんが。Leroy Carr(Vo, Piano)+Scrapper Blackwell(Gt)による演奏。 リロイの歌は物悲しくも甘くて上々、スクラッパーの控え目で絶妙なバックアップも素敵な、つまり黄金のリロイ・カー作品。“♪I got to spend my Chr…
レッツの音楽(藤川パパQ) Bill Evans「Let's Go Back To The Waltz」 アーヴィング・バーリンが1962年のブロードウェイ・ミュージカル『Mr. President』のために作詞作曲したもの。このミュージカルは架空の大統領を主人公にしていて、ワシントンD.C.での上演にはケネディ大統領と夫人のジャクリーンが訪れたそうです。そしてこの作品は結果的にアーヴィング・バーリンの最後のミュージカルとなりました。 ジャズピアノのビル・エヴァンスによる1962年ニューヨーク録音のアルバム『Empathy』に収録されている演奏です。アメリカ西海岸を代表するメイドラマー:シェリ…
The Rough Guide To Slide Guitar Blues スライドギターのブルーズのコンピュレーション・アルバム『The Rough Guide To Slide Guitar Blues』から何曲か紹介されました。暑い夏にこういう曲を聴くのもイイかなと思います。 The Rough Guide To Slide Guitar Blues Galileo Music Communicati Amazon Fred McMullen「De Kalb Chain Gang」 1933年の録音。「Chain Gang」は屋外刑務所で鎖で繋がれて道路工事などの仕事をする受刑者の姿だそ…
200 Harvey Mandel「Ode To The Owl」(『THE SNAKE』1972) youtu.be The Rolling Stones『BLACK AND BLUE』への参加が有名なギタリストHarvey Mandel先生。私にとっては“Canned Heatのリード・ギタリスト”(Henry Vestineと交互で)というイメージなんですが、この人の70年代のソロ・アルバムはなかなかスゴイ。 といっても私は自分で発見したのではなく、ブルーズ・ロックについてのディスクガイドで知ったのですが。ある本の中でマッド矢野氏がかなりマニアックかつ熱量のある解説を書かれていたんで、「…