アメリカ合衆国ニューハンプシャー州の町「ブレトン・ウッズ」で、1944年7月に連合国44か国による国際通貨金融会議で締結された協定。通貨の安定をはかるため、国際通貨基金(IMF)、国際復興開発銀行(IBRD)の設立が決められた。
通貨価値の安定を図るために、金1オンスを35アメリカドルと定め、アメリカドルに対して他国通貨を固定相場で連結した。
1971年アメリカは対外収支の悪化などが原因で金とドルの交換を停止し(ニクソン・ショック)、ブレトン・ウッズ体制は崩壊した。アメリカドルの切り下げによって固定相場制を維持しようとした(スミソニアン協定)が決められたが、1973年には変動相場制へ移行した。