働いて得た金は美しい。 不労所得で得た金は汚い。 働かざる者食うべからず。 たくさん勉強して、いい会社に入りなさい。 そして、出世するためにひたすら働きなさい。 そんな教えを幼き頃から受けてきた人間は、僕以外にもたくさんいるはず。 とても綺麗な物事の整理だとは思うが、はっきり言って社会は無慈悲というべきくらい「差」を構築しており、一端の人間がちょっと叫んだくらいでは、びくともしない。 一個人がしこたま身を粉にして働いたところで、せいぜいこのくらい、という人生の到達点(かなりうまくいった想定だが…)が見えている。 税金はじわじわと上がり続け、年金制度も存続が危ぶまれている。 「勤勉なニッポン人」…