ブロンズ新社

子どもの砂場あそびには、すべてが詰まっていると言われています。 お友達とのスコップやバケツの貸し借りや、一緒に大きな山を作って、 トンネルを掘ったりという社会性が見についたり、 手でザラザラとした感触を確かめたり、 土は水を含ませると、粘り気を帯びたり、ビチャビチャとした感触へ変化する。 手のひらですくって、こねて、平にしたり、遊びから色んなことを感じ取り、 学びます。 『こねてのばして』はパン生地をイメージしていますが、 子どもの発想にたちかえり、 ビヨーンとどこまでも伸ばして、ギューとこねて、また伸ばして、 つついたり、つまんでひっぱってみたり、顔を押し付けたら、 生地に自分の顔のあとが浮…

＊表紙画像の著作権は出版社のＨＰ参照・又は問い合わせを経てルールに基づき使用しております。 こんばんは。MOOMINです。 18匹のねこの兄弟は、フライドポテトづくりの名人だった!サバ、ジョニー、はな吉、ミケ…マイペースのねこたちがフライドポテト屋をはじめたら…!?おいしいフライドポテトのレシピ付き。 はじまり、はじまり ある日のこと、18匹のねこの兄弟がみんなで庭の草とりをしていたら、1本の草からなんと山のようなじゃがいもが出てきました。フライドポテト屋を始めると、たちまち大評判になって…。「キャットチップス」の猫たちの絵本。 おしまい 作品名 うたたね村の不思議なじゃがいも 著 吉沢深雪 …

＊表紙画像の著作権は出版社のＨＰ参照・又は問い合わせを経てルールに基づき使用しております。 こんばんは。MOOMINです。 イギリスの絵本作家、ヘレン・スティーヴンズによる、前作『ライオンをかくすには』につづく、ライオンと少女・アイリスのとびきりキュートな絵本。 はじまり、はじまり アイリスのおばあちゃんが泊まりにきました。ライオンと暮らしていることは、ぜったいにひみつ。たいへん!ライオンをかくさなくちゃ!でもおばあちゃんがもってきた大きな衣装箱にもなにやらひみつがありそうで・・・。 おしまい 作品名 おばあちゃんからライオンをかくすには 作 ヘレン・スティーヴンズ 訳 さくまゆみこ 出版社 …

＊表紙画像の著作権は出版社のＨＰ参照・又は問い合わせを経てルールに基づき使用しております。 こんばんは。MOOMINです。 発表会でドキドキしている女の子。思いがけない出来事を体験して、笑顔で発表を終えるまでの出来事が、丁寧な表現と繊細な絵で描かれています。 はじまり、はじまり 今日はももちゃんの、はじめてのピアノはっぴょうかい。舞台のそでで、緊張しながら待っていると、こねずみが話しかけます。「わたしたちも、はっぴょうかいしているの。みにおいでよ！」ねずみたちが楽しそうにはっぴょうかいをしています。ももちゃんも楽しくなってきて…。 おしまい 作品名 ピアノはっぴょうかい 著 みやこしあきこ 出…

＊表紙画像の著作権は出版社のＨＰ参照・又は問い合わせを経てルールに基づき使用しております。 こんばんは。MOOMINです。 軽妙なタッチでのびのびと描かれた絵本です。 大判で大きく描かれているので、読み聞かせなどにもオススメです。 はじまり、はじまり ある暑い日、一頭のライオンが帽子を買おうと、街にやってきました。 ところが街の人に追いかけられて… 逃げ込んだのは、アイリスのうちの庭の、おままごと用の小屋。 アイリスはライオンを家のなかに入れてあげました。 おしまい 作品名 ライオンをかくすには 作 ヘレン・スティーヴンズ 訳 さくまゆみこ 出版社 ブロンズ新社 ライオンをかくすには [ ヘレ…

表紙からもう素敵なものがいくつも重なり合って奥行きがあり、きれいで うっとりとします。 『のせのせせーの！』という合言葉を唱えると、不思議な情景が浮かびます。 女の子の髪の毛に蝶々がのれば、素敵な髪飾りに変身し、 白いワンピースの上に、丘の花畑をのせれば、華やかな花柄ワンピースになります。 赤い実をつけた大きな木が白い鳥にのれば、見事な孔雀に変身。 夏の砂浜、ソフトクリームがカニにのると、キレイなヤドカリに変身。 青いビーチボールに、牛さんの模様をのせたら、地球儀の模様。 あれれ牛さんは、真っ白になっちゃいました。 寝室に宇宙をのせれば、どんな情景が浮かび上がるでしょうか？ 何かと何かが一緒に…

今日の１冊はこちら 「おにぎりをつくる」 文 高山なおみ 写真 長野陽一 おにぎりをつくる 前回の「みそしるをつくる」の兄弟のような こちらの１冊。 私はまず「みそしるをつくる」を 借りて、これは似たようなバージョンでもう1冊 あるのでは・・？ と予想して再び図書館へ行ったところ ビンゴ！ ありました。 「おにぎりをつくる」 こちらも「みそしるをつくる」同様な オシャレさとテンポのよさのある１冊です。 この本で私がなるほどいいなと 新たな発見があったことが ２つあります。 １つめは お米を研ぐ時の手の形を 「くまさんの手」 と表現していたことです。 かわいいし、 子供にも分かり易くとても良い。…

tupera tupera 2012.9 ブロンズ新社 吾子ハマリ度 ★★★★☆親の偏愛度 ★★★☆☆うちで活躍した時期 ０～３歳最初期の一冊。吾子が本を見られるようになって小さな本棚を設けた頃からそこにあり、まだバリエーションの少ないローテーションの一角を担っていた。しろくまがパンツをなくした、さがそう、出会うパンツ出会うパンツが違うどうぶつのもので、という繰り返し系であり動物系で、大きなパンツ、小さなパンツ、穴のたくさんあいたパンツ、が誰のだろう、でページをめくる構成。結局しろくまのパンツはいずこ、というオチもばっちり決まっている。 とにもかくにも、パンツ、というのがポイントで、それを扉に…

日々臆測 (飛ぶ教室の本) 作者:ヨシタケシンスケ 光村図書出版 Amazon 勝手にジャンル分けするとしたら大人が好きな絵本作家にこの人は入るんじゃないかな 図書館でヨシタケさんのエッセイを見つけて好きだったので新刊を買ってみた 元々あるある系のネタを膨らませて絵本を書いている方だが、エッセイを見ると割と小さい事を気にしがちな、繊細な傾向があるんだろうと思う。 私も含め子育ての中で思わず叱ってしまったり、 優しくない態度を取ったりして自己嫌悪に陥ることが大抵の人にはあるんじゃないかなと思っているのだけれど、 ヨシタケさんのエッセイにはその辺も含めて、 もちろん全てではないにしろちょいちょいト…

出産祝いに絵本を贈ってみませんか？ 絵本は出産祝いにぴったりの贈り物です。しかし「プレゼントされても迷惑なのでは」「持っているものとかぶったら困る」と思う方も多くいます。確かに絵本は、パパ・ママが本好きでないと「これがほしかった！」とはなりにくいかもしれません。 しかし、絵本は情操教育や言語習得に適しており、長い目で見ると生まれてきた赤ちゃんのためになります。本記事では出産祝いにおすすめの20作品を紹介します。メリットだけでなくデメリットも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

りんごを見たら何を思いますか？ 赤いなーとか、丸いなーとか、おいしそうだなーとか。 私はもちろん真っ先においしそうだなーと思います。 でも、はたしてそのりんご、本当にりんごなんでしょうか？ ネタバレしないあらすじ 家に置いてあったりんごを見つけた男の子が色々な思いを巡らせるお話。 感想 この男の子の「これは〇〇かもしれない」という想像力の豊かな事といったら、本当にすごいです。 私には想像力が欠けているのかしら？と思ってしまうほど、次から次へこれほどの数の「〇〇かもしれない」を思いつくヨシタケシンスケさんに脱帽です。 まさに「常識を疑え！」です。 1つの方向から見た物が全ての真実なのか？ 絶対に…

ねぐせのしくみ 作者:ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 Amazon 天才絵本作家のヨシタケシンスケさん！久しぶりに読みましたー！！！これ、すごいなー！ヨシタケワールド炸裂だなー！♪ そーかー！知らなかった！ねぐせってこういうしくみでできるものなのかー！ということをトンデモナイ想像力で描くっ！ 「ねているあいだに、なにがおきてる！？もしかして「あのひとたち」におなかをまるだしにされたり、いろんなねぐせをためされたりしているのかも!「あのひとたち」のしわざを想像してみると、世界が愉快にみえてくる！」そのエッセンスを紹介しよう。 夜中に宇宙人らしきひとたちにさらわれてしまうっ！ パレードみたいなモノ…

岡田よしたか 2012.8 ブロンズ新社 吾子ハマリ度 ★★★★★ 親の偏愛度 ★★★★★ うちで活躍した時期 ０～５歳 吾子の誕生よりはるか前から本棚にあった、うちでは特殊な絵本。書店でたまたま見つけ、げらげら笑いながら買い、岡田よしたか先生という絵本作家は子のなかったうちで一躍大ブームを巻き起こした。続刊も含め三冊すべて揃え、生まれた吾子にいざ読み聞かせれば、案の定はまり、それでこそ吾子と親子の絆が深まった三冊、というのは言い過ぎだが、この三冊は繰り返し読み続けるうちの定番シリーズとなった。頻度としては、うどんのうーやんがわずかに多めな気がする。「わたるしかないやろ」「のぼるしかないやろ」…

新月の子どもたち 作者:斉藤倫 ブロンズ新社 Amazon 目覚めた時にいたのは独房。ぼくは死刑囚レイン、同じ死刑囚たちがみんな「ぼくはしぬ」という中で、「わたしはしなない」と答えた女の子シグに心を奪われる。そして気づけば、教室。小学校５年になったぼく、令は、声変わりに悩んでいる。うまく出ないガサガサの声。そしてこの現実の世界でシグではないか？と思う女の子を見つける。ファンタジーの世界と現実世界が交差するパターンの物語はよくあり、夢の中のトロイガルトという設定はそれなりに悪くないが、イメージ的であまり緻密ではないので、好き嫌いが別れるかもしれない。こちらの世界とあちらの世界の人物のシンクロとズ…

「知研・読書会」の第7回を開催。以下、私のメモ。 以下、司会の都築さんのメモから。 （１）平賀 緑『食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは？』岩波ジュニア新書。著者は大豆と油が専門の経済学者。背景を探っていくと世界史につきあたる。主に穀物と砂糖を通して世界史を見る。「食べものが「商品」となり、資本主義経済の仕組みに組み込まれてしまったことに様々な問題の原因がある。 （２）小関智弘『職人学』講談社。町工場で旋盤職人として働いてきた。著者が、今までに出会った多くの職人とその言葉を紹介し、職人とは何かを掘り下げている。職人の語ったいい言葉もいくつか紹介した。 （３）芝田清次『花雲水 菓匠…

家にある絵本、家にあった子どもが読んでいた絵本を探してたら、うさぎの出てくる本がたくさんありました。 しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ) 作者:ガース・ウイリアムズ 株式会社 福音館書店 Amazon わたしのワンピース 作者:にしまき かやこ 子どもの文化普及協会 Amazon アヒルかも! ウサギかも! 作者:エイミー・クラウス・ローゼンタール,トム・リヒテンヘルド 光文社 Amazon てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ) 株式会社 福音館書店 Amazon うんちっち (わたしのえほん) 作者:ステファニー・ブレイク PHP研究所 Amazon ひとりぼっちのかいぶつと…

『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ ぶん・え まつおか きょうこ やく 福音館書店 とよさんちのクリスマスおはなし会で読んでいただいた絵本です。 とてもかわいい絵本ですが、大人の方にもどうぞ。 大好きな人とずっといっしょにいたくなります。 『ちいさいきみとおおきいぼく』 文：: ナディーヌ・ブラン・コム ; 絵：: オリヴィエ・タレック ; 訳：: 礒 みゆき ; 出版社：: ポプラ社. こちらはうさぎではなくおおかみですが、こちらもおすすめです。 なくてはならない存在のとても大切なあなた♡ 今年はうさぎ年ということで、とよさんちにあるうさぎの本を紹介します。 『どんなにきみ…

かがくいひろし 2008.1 ブロンズ新社 吾子ハマリ度 ★★★★★ 親の偏愛度 ★★★★★ うちで活躍した時期 ０～３歳 メジャー本。うちでも大ヒットで激はまりした。読み終ったそばから「もう一回」という時期があった。これはもう三冊セットを買ってしまうのが吉と思う。とにかくこの絵本はリズムがいい。音読とページをめくるタイミングがこれほど気持ちのいい絵本、子どもが喜ばないわけない、というくらいの名作。とにかく何度も読んだし、何度も笑ったし、読んでいても気持ちがいい、という悪い思い出のない絵本。「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の三部作で、個人的には「が」と「と」で甲乙つけがたい。め…