ブーバ/キキ効果(Bouba/Kiki effect)は、音声と視覚的な形状との間に感じられる不意味な対応関係を指す心理現象です。この効果は、心理学者ウォルター・ピッツによって初めて報告されました。 ブーバ/キキ効果の実験では、2つの異なる図形(通常は1つは丸みを帯びた形状で、もう1つは尖った形状)の中から、どちらが「ブーバ(Booba)」でどちらが「キキ(Kiki)」かを選ぶように被験者に求めます。その結果、ほとんどの人が丸みを帯びた図形を「ブーバ」とし、尖った図形を「キキ」とします。 この効果は、言語音の特徴と形状の特徴との間に視覚-音響の対応関係が感じられる傾向があることを示しています。…