プチブルジョアジーの略。小ブルジョア。 小市民。成り上がり。 元来、企業家などのブルジョアではないけれど、商店経営者やその息子・娘など、決してプロレタリア・労働者階級ではない階級出身者を指した。左翼用語としては階級闘争と共産革命に奉仕する以外の思想を批判するために使う。たとえば一党独裁に反する民主主義や個人主義はプチブル的である。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「鬼火」(1963)です。 この映画、問題作と言っていいでしょう。自殺を考えているプチブルのアラン(モーリス・ロネ)の最後の48時間を丹念に追った作品ですから。こういう重いテーマを扱った作品は、この映画以外になかったように思います。志の高い作品ですが、面白いかどうかは別のことで、映画化を試みたマル監督の勇気を称えたいと思います。 映画は、精神障害で入院していたアランは、NYから来た愛人リディアとホテルで愛し合っているところから始まります。上手く行きませんがリディアはあなたが好きだから気にしないと言い、その後二人で煙…
同人作家も含めると、創作するオタクってアニメーターみたいに組織の末端で搾取される人より自分で自分の工房の資金繰りをするのが基本の人の方(一人ピコサークルだって運営は運営である)がずっと多いので、赤松のなにが邪悪か全く気付かない人は予想以上に多いんじゃないすかね— せつなりっとく (@setsuna0417) May 15, 2022 今日のおれ問題発言しかしてない気がするけど、「ウケそうなものだけを作ることの何が悪いのか、どうしても描きたいなら資金持ち出しでやればいいだけの話だ」と真顔で言う同人作家、普通にいっぱいいそうでなあ 商業作家なら猶更— せつなりっとく (@setsuna0417) …
今号の特集、アナキズム・ナウはアナキズム(無政府主義)に関する特集ですが、主義主張としての「アナキズム」について語るには(いや俺がいつもやっている事は『やいのやいの野次を飛ばす』レベルだけどしかしそれにしたって)俺の不勉強が過ぎ、そして何よりこのブログでは「政治的な話題はやらねえ!」と決めているので、この記事ではアナキズム・ナウに含まれるインタビューやエッセイ等については触れず、ジャンル「創作」のものだけを、ただ「創作」として読んでいきます。 だから「アナキズムは良いぞ!」な人や「アナキズムは悪いぞ!」な人は、ここにあなたの求めるものは多分ありませんのでご容赦を。お帰りはあちらです。 さてアナ…
いずれにせよ、この共産党と純文学の純粋性(を見る視点)は、プロレタリア文学運動の挫折後に、徐々に変質していくほかはない。平野謙が、純文学変質説や、疎外された「負傷者」たちの「人民戦線」史観を模索していくゆえんである。もはや、このとき平野には、「その2」で見た「共産党とプロレタリア文学との関係が純文学と私小説との関係にほぼひとしいというアナロジーは、この時期において、アナロジーというよりむしろ同心円的なものとなってくる」。 だが、この「同心円」は、失調したとはいえ、あくまで共産党の純粋性や崇高性が前提のパースペクティヴである。逆にいえば、そもそも党に純粋性や崇高性を見出さない花田のような目には、…
資本はすべての人間を嫌悪する (叢書・ウニベルシタス 1135)作者:マウリツィオ・ラッツァラート法政大学出版局Amazon目次 序論──黙示録の時代 第一章 資本は戦争を仕掛ける ピノチェトからボルソナロへ(回帰) 貧者の金融化 新しいファシズム ファシストと経済 植民地レイシズムの変化型としての現代のレイシズム 資産家の政治的離脱 戦争と流通 流通と金融 冷戦以後の軍事と戦争 「権力」の概念における「平和化」 現代の権力 生政治と資本──問題はいかなる生なのかということだ 戦略的思考の消滅 第二章 技術機械と戦争機械 社会機械か戦争機械か 覇権主義的戦争機械 ファノンとラジオ サイバネティ…
すがは、戦時下抵抗のルネッサンス論と見なされがちな『復興期の精神』(一九四六年)を、花田自身は「アンチ・ルネッサンス論」と主張していたことに注目する。そして、花田のいう「復興期=ルネッサンス」は、「文学史的には「昭和十年前後」(平野謙)とも呼ばれる「文芸復興期」を(も)指していると見なしうる」と述べるとき、それはすが自身の批評が「アンチ・ルネッサンス」であったことを想起させてやまない。例えば、次のような一節。 ヨーロッパ中世を「闇」とし、ルネッサンスを「光」と見なす歴史観や、日本の戦後を「第二の青春」と高唱する文学観は、今やあまり顧みられない。にもかかわらず、そうした観念は今日なお曖昧なまま生…
・江戸東京たてもの園 承前。小金井公園に逝ったら、開園記念日?とやらで無料だという。花見客でごった返しているが、コレは這入らなくちゃね。 入場時にパンフレットとビニール袋を手渡される。そーか、二ホンの家屋なので、土足厳禁なのだった。まあ、いちいち上がるたびに靴を脱ぐのは面倒だから、結局使用せず。 いかにもときわ台にありそうな写真場。 農家の吉野家。三鷹南部には今も吉野姓が多い。 デ・ラランデ邸は信濃町の三階建て。まあ、ありがちな洋館だけど、壁面のせり上がりや三階部分の円柱や小窓などが特徴的。 三井八郎右衞門邸。やたらと窓が多くて通風は良さげだが、なぜか白壁部分だけは何もない。 前川國男邸壁面。…
31.現代社會が強制する「安樂全体主義」と其れに対抗し得る教養とは? 《ナワリヌイ氏に禁錮9年》「富と贅沢にとりつかれた」1400億円“プーチン宮殿”の全貌が動画告発された!《再生回数1億回以上》 (msn.com) ちなみにかって僕はかのプーチン氏が豪華な宮殿でもって裸で泳いで居るのを視た時に此の男はもうダメだと思い其のことを此処にて書いて居ます。-探せば其れが出て来る筈です- 何故ならさうした右翼肉體馬鹿的な人間はいずれ何かをしでかすものだ。 まさに其のモロ出しでの自己顕示欲、さらに権威権勢欲、性欲などが強い人間は最終的に此の世界に破壊を齎しませう。 即ち人間は理性的で大人しい人の方が格が…
3156日目・文字霊日記 また、追加地震・・・震度5・・・ 3月18日金曜日 23時25分・・・文明社会って、自然のシワザにモロイ・・・ ↓↑ マンダラ、マンダン・・・ 墁=土+曼 十+一+日(曰)+罒+又・・・壹拾移置、曰く網目の右手? バン マン こて・ぬりごて ぬる・壁をぬる 壁の飾り おまえ、カルクなったったな・・・ おまえの心情に「㋕チン」ときたッ、てか・・・ 岸壁で 「溺れている子供」を観てカワに飛び込まない「河童」かッ? 出来るコトがマンダンとヒニクとワズカナ寄付だってか? おまえも「調子にのっている同類」だなッ・・・ おまえも「U國」にいって立場をハッキリ表明して ナンかやった…
3153日目・文字霊日記 「西部戦線」も「東部戦線」も異状あり・頭部洗染? ↓↑ 頭部の洗染の選賎・・・洗脳・・・ズタズタに破壊された脳ミソ・・・? 2022年 干支39 壬寅(己・丙・甲)年 0003月 干支40 癸卯(甲・ ・乙)月 0014日 干支03 丙寅(己・丙・甲)日 3月14日 (壊・張) ↓↑ 惚れたッ!! 「マリーナ・オブシャンニコフ」さんの覚悟 ↓↑ 以前にも惚れた女性はいたけれど・・・ 社会革命党左派(左翼SL) 「社会革命党左派・Left Socialist-Revolutionaries)」 を率いた女性党首 惚=忄+勿+心 勿=勹+〃(丿丿)=モチ・ブツ・ポチ 〃=…
最近これといったネタがなくて、更新が出来ずまことにごめんなさい。今週末は2連休なんでキャンプ行こうかと思いきや、マロウくんは用事あるし、日曜雨になったし。ほなら晴れる土曜にロングツーリングや!と意気込んでいたんだけどね、仕事になっちゃった…会社でも一二を争う程の無能を自負するアタシを指名してくれるなら、往くしかないよ。仕事になっちゃったからにはね…うんおみくじでも引いてみるか… 大吉(特になにもなし)いつもは使わない路線が吉(数年間公共交通機関未使用 出逢いたい!(バイク、自転車、釣り、登山、キャンプ、オタク趣味に理解のある美少女にえっちがきらい!! な宇佐美ちゃん 〜オモチャを落として始まる…
金沢21世紀美術館で同時開催された2つのフェミニズム関連展示のうち、写真家・長島有里枝がゲストキュレーターとして関わった『ぎこちない会話への対応策 第三波フェミニズムの視点で』について鑑賞レポ。 とはいえ、私が「フェミニズム」に全く無知であることに加え、いつものように個別の作品紹介をしても展示の意図や性格がすんなり理解できる構造ではなかったため、まず図録を紐解き、長島の言葉などからその意図などを読み解いていきたい。 【会期】R3.10/16~R4.3/13
「三島 でも夢がある間はほんとうに有害な思想は出てこないよ。」(『三島由紀夫 石原慎太郎 全対話』48頁) 三島由紀夫が信じていたのはシステムとして、構造として、装置としての天皇「制」(ないしは、天皇という「存在」)であって、特定の天皇ではなかったのだろう。三島の天皇は彼方に想像される仮想的なものではなく、現世に確実に存在している具体的なものではあるが、歴史上の特定の天皇を理想化して語るわけではない。 天皇親政を訴えているわけでもない。三島にとっての天皇は、政治的存在ではない。文化的存在としての天皇、それも、特定の文化を体現する存在としてではなく、文化の中心点としての、文化の偏りを防ぐための重…
皆さま、ご無沙汰しております。 もとは毎日何か思考や実践の痕跡を残そうと昨秋に本ブログを開設しましたが、筆不精の性癖は簡単には治らず、昨年の12月最初からブログ執筆を止めておりました。 実は年末年始にあるトラブルに巻き込まれ、コロナ禍でのロシア留学の困難、さらに2月には流行病にかかってしまい、まともにモノをかける状況ではありませんでした。親しくしている研究者からは、まずは週1で書けるようにペースを整えるよう勧められたので、素直にその忠告に従おうと考えております。さて2月からRadiotalkというラジオ配信サービスを使って、新しい番組を配信することにしました。タイトルは「〈史想〉の雑音録」です…