偽薬。新薬などの医薬品に、本当に効果があるのかを実験する際に使う偽薬(コントロール、対照区)。
薬の効果には
の2つがある。大抵の場合測りたいのは前者の「真の薬の効果」だから、後者「プラシーボ効果」は排除しなければならない。 そこで、
の2実験区を用意し、
というように実験を組むのである。要は、「病は気から」の要素を排除するのだ。
前々回の続きです。 猫さまのウンチと思われるものを口に入れてから数分後。 健康面の心配をしていたところ、明らかに体が熱っぽくなってきました。 体温を測ってみると、37.6℃……微熱です。 このご時世なので、僕は日頃から小まめに検温をしています。 数時間前に計測した時点では、36.5℃くらいでした。 間違いなく、ウンチと思われる物体を口に入れた後に発熱しています。 とはいえ、飲み込んではいないし、口に入れたのも一瞬だったし、極めて小さいものだったし。 それほど大事には至らないだろうと高を括って過ごしていたところ、その日の夜には熱は下がっていました。 この一連の事象に、改めて感じました。 人間って…
「プラシーボ効果」とは? 理論名:プラシーボ効果(プラセボ効果、偽薬効果とも言う) 提唱者: ヘンリー・ビーチャー 理論カテゴリー:医学 理論の要約: 薬ではないものでも、薬と信じ込むと薬の効果が出てしまう 提唱者 名前:ヘンリー・ビーチャー 性別:男性 国籍:アメリカ 学問区分:麻酔科医、医療倫理学者 1955年にヘンリー・ビーチャーによって「プラシーボ効果」の最初の研究結果が報告されました。 「プラシーボ効果」の「プラシーボ」あるいは「プラセボ」は、ラテン語の「placēbō [plakeːboː] プラケーボー」に由来します。 「placēbō [plakeːboː] プラケーボー」とは…
年単位で診療ができる定期外来を持つことができるようになった。他の人からの引継ぎ患者もいること、電子カルテ導入が最近であること、心電図やエコー検査所見は電子カルテ端末からいまだに参照できないことなどから過去の経過をまとめることに難渋している。 どうしても二次救急病院にいると入院診療の対象は超高齢者、アルコール依存症患者がメインになってしまう。健康に暮らしている人が病気になってもすぐに改善するので長らく入院していることはない(IEくらいでは?)。 外来だとまた話はまた変わってくる。私の苦手意識が強いのはやはり骨粗しょう症診療。第一選択がBPであること、BP(ビスホスホネート)製剤のエビデンスが活性…
何が効いているのかわからないけれど 飲むとじきに頭痛が治り 倦怠感もなくなるので 常備薬としておいてある薬があって もうひとつ 痛み止めに置いてあるのを 期限が切れていたことに気づかず飲んだが 少しも楽にならなかった 消費期限が切れていると効かなくなるのか プラセボ効果でないことだけはわかった
たまに「〇〇というサプリを飲んでみたいと思っているんだけど、どうかしら?」 と聞かれます。 成分を調べて、併用薬と飲み合わせを確認し、大丈夫な場合は、 「試しに2ヶ月ほど飲んでみますか?」 のように返答します。 正直、「食品」に分類されるものですので、効果がみるみる現れるとは思えませんが、 サプリメントを探して、購入し、毎日飲む、という行動が「体に良いことをしている!」という前向きの思考を生んで 痛みなり、若さの保持なり、健康の維持に役立つと思われるからです。 病は気から の反対で 気持ちが上がれば体調も上がる ですね。 人間の気持ちの有り様ってすごいです。 医療用の医薬品は発売されるまでに試…
外食をしない家庭で育ったので、世間の食べものに疎かった。チャーシュー麺などは「あした天気になあれ」のアニメをみて、その存在を知った。母は出来合いには何が入っているかわからないとの信念のもと、台所に立ち続けた。でも原理主義者ではなくジャンクフードも食べさせてくれた。三つ子の魂百まで、ではないけど私の舌は母によって方向づけられたのは間違いなく、豊かな食体験を与えてくれた母には、やはり感謝しかない。実家を離れ30年近く経ち、ジャンクまみれ、脂まみれの人生を送っております。せめてチャーシュー麺には、もやしくらいトッピングしておこう。魚介の香りと豚骨の旨みが濃縮されたスープは、不思議とコショウより七味が…
私、オーストラリアの病院で5日間ほど入院した経験があります。 その時は、身体が自由自在に動かない状態なので時間を持て余していました。 本当はお庭に出てみたり、カフェに行ったり、少しリハビリをしてみたくても身体自体が思いどうりに動かないんですから一人でベッドから抜け出すわけにも行きません。勝手に動いて転倒しても危ないので、許可が出て誰かが連れ出してくれるまではグッと我慢してベッドの上で過ごしていました。 退屈していても手が思いどうり動かないせいでネットも使えないので何もできない状況でした。 オージーの看護師さん達はざっくばらんに話しかけてくれる人が多く、私が退屈したりしていないかも凄く気にかけて…
´ω`)ノ ども、週刊お茶どうのちゃお♪ですおはこんばんちは。 今日はオカルトネタですw 長男くん、受験終わった途端、ずっとゲームと受験勉強でタルタルにたるみきった体で、ハードに卓球をしたせいか、 腰を痛めておりました(ちなみに相手のバァバは毎日運動してるのでピンピンしてる) で、それがなかなか治らず、揉んだり湿布貼ったり。 奥さま川* ̄ー ̄) パパのシール貼ったら ? 長男くん(^^)何それ? 川* ̄ー ̄) パパに聞いて (^^)? テクテク・・・o(゜ー゜o)。。。。3 (^^)お父さん、痛みに効くシールって持ってる? (;´∀`) あぁ~~~~アレね↓(例のアレ) エスパーシール ( ̄o…
この論文をひとことでまとめると: 現在は2型糖尿病の治療としてのみ使用できるGLP-1受容体作動薬は,糖尿病ではない方でも安全で効果的な減量効果があることがわかりました.
皆さんは、「AGA」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?近年は、AGAクリニックなどがCMを流したり広告を出していたりしますので、この言葉を聞いたり見たりしたことがある方も多いでしょう。では、このAGAとは一体何なのでしょうか? AGAとは何か? AGAと薄毛との関係は? AGAの対策法は? フィナステリド ミノキシジル AGA対策の結論 AGAとは何か? AGAとは、「Androgenetic Alopecia」の略称で、直訳すると「男性ホルモン型脱毛症」となりますが、日本語では「男性型脱毛症」と呼ぶのが一般的になっています。最近では「MPHL(male pattern hair los…
1) mRNAワクチン、2回目接種から1週間で新規感染率0.05%/NEJM SARS-CoV-2 Infection after Vaccination in Health Care Workers in California March 23, 2021DOI: 10.1056/NEJMc2101927 カリフォルニアの医療従事者におけるワクチン接種後のSARS-CoV-2感染 レポート要旨 新型コロナワクチンの接種が進む米国において、先行して接種を受けた医療関係者によるワクチンの有効性についてのデータが発表されました。(NEJM誌オンライン版2021年3月23日号CORRESPONDEN…
米国の製薬企業ファイザーは1日、ドイツのビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、新たな治験(臨床試験)結果を公表した。 2回目の接種から半年後までの有効性は91.3%だった。 南アフリカの変異株(変異種)にも高い効果があった。 経過観察では、現時点までに重大な安全上の懸念はでていないという。 ファイザー新型コロナワクチンは、3週間の間隔をあけて2回の接種が求められている。 日本での販売名は「コミナティ筋注」と言う。 ファイザー新型コロナワクチン、原典:Flickr ファイザーによると、治験参加者は4万6000人余。世界中の国々で実施した。 このうち、3月13日までに新型…
はじめに 紹介論文 論文の背景 論文の概要 思うこと はじめに セマグルチドは徐々に徐々に評価を上げている薬です。2型糖尿病においては、メトホルミンに続いて心血管リスクの高い患者での第二選択をSGLT-2阻害薬と競っているところですが、近年めざましいのは肥満対策ですね。つい先日もNEJMにSTEP1 studyが報告され、2.4mg投与で体重減少に成功しています pubmed.ncbi.nlm.nih.gov そもそも日本でも保険適応は通っていないものの自費診療で行っているクリニックがかなり出てきています。 紹介論文 今回取り上げるのは・・・JAMAから。タイトルは「肥満成人の減量維持に対する…
_____________________________________________________________________________ 目次 ビバンセとコンサータを比較してみる < ビバンセの効果は、コンサータと同程度かそれ以上 > <有害事象・副作用の発現頻度は高い> <気になる体重減少> あえてビバンセを選ぶメリットについて ビバンセのデメリットについて まとめ ビバンセとコンサータを比較してみる こんにちは!株式会社ライデック学術広報のサハラです。今回は前回に引き続きADHDの新薬”ビバンセ®︎カプセル”について、比較されることが多いコンサータとの違いをデータを見なが…
アメリカの製薬大手ファイザーとドイツの製薬会社ビオンテックは、開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、2回目の接種から半年後までの有効性は91・3%だとする、臨床試験の新たな分析結果を公表しました。 ファイザーとビオンテックは、昨年12月にアメリカの食品医薬品局(FDA)が緊急使用の許可を出した後も、開発した新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を行っています。 1日に公表された新たな分析結果によりますと、4万6307人の参加者のうち、3月13日までに新型コロナウイルス感染症の症状が確認されたのは927例でした。 このうち、850例は「プラセボ」と呼ばれる偽薬を投与したグループ、77例は…
〇 4月2日付日経新聞記事「ファイザー製ワクチン、半年後まで効果 南ア型にも有効」によれば、 「米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは1日、共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、2回目の接種から最大半年後まで有効性が91.3%だとする臨床試験(治験)の分析結果を発表した。経過観察では、重大な安全上の懸念もでていないという。 ファイザー・ビオンテック製のワクチンは3週間の間隔をあけて2回の接種が求められており、有効性は95%だ。 今回は2回目の接種から、7日から6カ月後までの有効性を調べたところ、91.3%となった。安全性のデータについては治験参加者4万4千人のうち、1万2千人は2回…