プリペアド・ピアノ または プリペアード・ピアノ(英 prepared piano 文字通りには「準備されたピアノ」の意)とは、グランドピアノの弦に、ゴム、金属、木などを挟んだり乗せたりして(これを「プリペアする」「プリパレーションを施す」などという)音色を打楽器的な響きに変えたものをいう。このようにすることで、ピアノ本来の音色が失われ、金属的な音や雑音の多い独特な音が得られるほか、多くはその音の高さも幾分不明瞭になったり、元の高さとは異なる音高となったりする。
プリペアド・ピアノを使用した作品としてはジョン・ケージのものが代表的である。
近年ではHauschkaがプリペアド・ピアノでポップな作品を演奏している。