嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。
過去の記憶に結びつけられた匂いを嗅ぐことでフラッシュバックを起こすような体験。
「無意識的記憶」や「プルースト現象」とも呼ぶ。
フランスの小説家マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の文中において、主人公がマドレーヌを紅茶に浸したとき、その香りをきっかけとして幼年時代の記憶が鮮やかに蘇るという描写から名付けられた。*1
失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)
*1:和田雄志 - 映像情報メディア学会誌, 2007 - J-STAGE