凸版ホールの22周年記念公演(恐らく、本来は20周年でやりたかったのだけど、COVID-19の影響で2年延期?)で、シューベルトのリート(歌曲)チクルスを開催しており、3日目のラスト公演に行ってきました。 レパートリーは、「冬の旅」。シューベルトのみならず、ドイツ・リートの最高傑作です。演者は、クリストフ・プレガルディエン(テノール独唱)+ミヒャエル・ゲース(ピアノ)の黄金コンビでした。 当日夜は、気温が一気に下がり、しかも雨模様で、「冬の旅」を聴くにはピッタリの雰囲気の夜でした。 私は、「冬の旅」がかなり好きです。それは、この連作歌曲が、希望とか愛とかの肯定的な要素が一切なく、徹頭徹尾、暗く…