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プロジェクトマネージャ試験

(コンピュータ)
ぷろじぇくとまねーじゃしけん

[英文表示] Project Manager Examination
プロジェクトマネージャ試験は、情報処理技術者試験(国家試験)の試験区分の一つ。試験区分略号は「PM」。
毎年春季(4月第3日曜日)に実施される。

対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者。

役割と業務

情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの責任者として、当該プロジェクトを計画、実行、管理する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。

  1. 必要に応じて個別システム化構想・計画の策定を支援し、策定された個別システム化構想・計画に基づいて、当該プロジェクトの実行計画をプロジェクト計画として立案する。
  2. 必要となる要員や資源を確保し、プロジェクト体制を確立する。
  3. 予算、工程、品質などを管理し、プロジェクトを円滑に運営する。進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施することによって、プロジェクトの目標を達成する。
  4. プロジェクトの上位者及び関係者に、適宜、プロジェクトの実行計画、進捗状況、課題と対応策などを報告し、支援・協力を得て、プロジェクトを円滑に運営する。
  5. プロジェクトの工程の区切り及び全体の終了時、又は必要に応じて適宜、プロジェクトの計画と実績を分析・評価し、プロジェクトのその後の運営に反映するとともに、ほかのプロジェクトの参考に資する。

期待する技術水準

プロジェクトマネージャの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。

  1. 組織運営及びシステム全般に関する基本的な事項を理解している。
  2. 個別システム化構想・計画及びプロジェクトへの期待を正しく認識し、実行可能なプロジェクト計画を立案できる。
  3. 前提・制約条件の中で、プロジェクトの目標を確実に達成できる。
  4. 要員・資源・予算・工程・品質などを管理し、プロジェクトの全体意識を統一して、プロジェクトを運営できる。
  5. プロジェクトの進捗状況や将来見込まれるリスクを早期に把握し、適切に対応できる。
  6. プロジェクトの計画・実績を適切に分析・評価できる。また、その結果をその後のプロジェクトの運営に活用できるとともに、ほかのプロジェクトの参考に資することができる。

試験時間・出題形式・出題数(解答数)

時間区分 午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 9:30〜10:20(50分) 10:50〜11:30(40分) 12:30〜14:00(90分) 14:30〜16:30(120分)
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 多肢選択式(四肢択一) 記述式 論述式
出題数/解答数 30問/30問 25問/25問 3問/2問 2問/1問
合格基準点 60点(100点満点) 60点(100点満点) 60点(100点満点) ランクA*1

*1:設問で要求した項目の充足度、論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、見識に基づく主張、洞察力・行動力,独創性・先見性,表現力・文章作成能力などを評価の視点として、論述の内容を評価する。また、問題冊子で示す“解答に当たっての指示”に従わない場合は,論述の内容にかかわらず、その程度によって評価を下げることがある

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