天風録アラスジ 日本の党首討論が3年ぶりに開催され、改正政治資金規正法と憲法改正の議論が中心となった。しかし、裏金の問題に対する具体的な対策は見られず、法改正は抜け穴だらけとの批判がある。野党党首は解散総選挙や首相の辞任を求めたが、政府は動じていない。 25年前の初回の党首討論においても、政治とカネの問題が議題だった。政治家個人への企業・団体献金を禁じる改正法案に対し、野党党首は「抜け穴があるから大丈夫だ」という自民党内の声を指摘した。党は変わらないが、時代は変わっている。物価高や伸び悩む賃金に悩む国民の目線に耐えられる政権なのか、という問いが投げかけられている。政治とカネの問題に時間が費やさ…