張本勲が亡くなった。 86歳。 ボクにとって張本勲という名前は、まず何よりも「大打者」の名前だった。 晩年は『サンデーモーニング』のご意見番として、「喝!」と「あっぱれ!」を連発する頑固親父として知られるようになった。時代遅れだ、考え方が古い、老害だ、と批判されることも多かった。 たしかに、現代の常識に照らせば、首をかしげるような発言もあった。 でもボクは、あまりそういう目でハリさんを見ていなかった。 だって、あの張本勲なのだ。 ■ 3085本という神話 張本勲の通算安打は3085本。 今でこそイチローという存在がいるから、3000という数字そのものに少し感覚が麻痺している。しかし、かつて日本…