ヘルマン・ヘッセ『ヘッセの読書術』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 独特の言い回しに少しまいったが、なんとか100ページほど読みすすめる。 ヘッセは「類型論」のように読者を3段階に分類する。 第一段階は無批判な者。 第二段階は批判的な者。 第三段階は自分の世界を持っている者。 ヘッセも、本を読んでもなにも残らない読書に関しては批判的である。 それが第一段階とされる。 本の内容は気にせず、どれだけ興奮したか、それだけ楽しめたかという点において本を評価するような者を第一段階とした。 第二段階は、著者が自由に書いているつもりでもなんらかの形式等によって自由に書…