ちくま文庫2009 リチャード三世のあと続きで読みたいと思いつつ、値段が結構するなあと思っているうちに間が空いてしまった。 yyy1994.hatenablog.com 描かれるのはジャンヌ・ダルクも登場する100年戦争末期から薔薇戦争。国内の政局対立が戦場にも持ち込まれ、フランスでの戦いは窮地に立たされる。そして更にその対立が王位継承権をめぐる薔薇戦争へと向かってゆく。 親子や兄弟、更には同じ名前でも代が変わっていたり、人が変わっていたりとかなりややこしい。解説によると、シェイクスピアが史実と異なる形で親子を同じ人物にまとめていたりする箇所もあるようだ。そんなややこしいヘンリー六世だが、読ん…