→「学園ヘヴン」
Heaven
トリノにて、教師フィリッパがある男を爆殺しようとした疑いで逮捕される。愛する夫を死に至らしめ、教え子たちを破滅へと導いた麻薬組織の黒幕の男を殺そうと。しかし彼女が仕掛けた爆弾は、罪無き4人の命を奪っただけだった。自らの罪の重さに衝撃を受けて気絶するフィリッパ。そんな彼女を通訳のフィリッポは、彼女の逃亡を手助けしようとするが。
クシシュトフ・キェシロフスキとクシシュトフ・ピエシェヴィッチは、「天国」「地獄」「煉獄」3部作を計画していた。しかしキェシロフスキの死去により、唯一完成していた「天国」篇が映画化されたのが本作である。尚、「地獄」篇は『美しき運命の傷痕』(2005)として映画化されている。