グレゴリー・ベイトソン(Gregory Bateson,1904~1980)。英国生まれの思想家。ケンブリッジ大学で生物学を学び、人類学に転じる。ニューギニア、バリ等でフィールドワーク。1942年サイバネティックスと出会い、大きな影響を受ける。戦後は動物生態学、精神医学にも関心を広げる。生涯にわたって「科学すること」の根源を問い続けた。主著に「精神の生態学」(Steps to an Ecology of Mind,1972)(佐藤良明訳、新思索社)、「精神と自然」(Mind and Nature)(佐藤良明訳、新思索社)がある。