色の見え方としては、物体の表面に属しているように見える物体色と発光しているように見える光源色があります。若葉色は、JIS(日本工業規格)に規定されている物体色の慣用色名のひとつで、やわらかい黄緑と定義されています。慣用色名は、動物や植物など私たちの身の回りにある様々なものに結び付けた慣用的な呼び方で表された色のことです。 若葉色に近い色に萌黄(もえぎ)があり、同じく若葉の色です。春になり木々の芽が成長し、若葉となります。黄緑色の若葉はすがすがしい気分にさせてくれます。 若葉が黄緑色をしているのは、光合成を行う緑色のクロロフィル(葉緑素)がまだ少ないことによります。葉が本来持っているカロチノイド…