No.3057【浮月堂 JAZZ名盤紹介】激しいドラミング「チュニジアの夜」 ジャズのスタンダード「チュニジアの夜」は、トランペットの大御所デイジー・ガレスピーが1942年に作曲した曲だ。 ガレスピーの名演も多々あるのだが、今回はアート・ブレイキーとザ・ジャズメッセンジャーズが1960年発表のブルーノートの名盤「A Night in Tunisia」をご紹介したいと思う。ドラムの巨匠アート・ブレイキーの奏法はアフロキューバンリズムと呼ばれる激しいもので、「チュニジアの夜」にマッチしている。ライブではブレイキーの激しいドラムから始まり、ピアノが加わり、リー・モーガンのトランペットとベニー・ゴルソ…